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Terminator :「ターミネーター」通算第6作めの「ダーク・フェイト」が間もなく全米公開のプロデューサーのジェームズ・キャメロン監督が、メガホンを託したティム・ミラー監督と衝突し、自分なりに映画を作り変えたらしい舞台裏の抗争について語ってくれた ! !


「ターミネーター」が久しぶりに面白い!!と好評の「真 T3」ですが、ティム・ミラー監督が作った最初のバージョンは失敗作だったかもしれません?!


「ターミネーター」シリーズの最新作「ダーク・フェイト」が、北米では今日のハロウィンの10月31日(木)のヨルから封切られるプロデューサーのジェームズ・キャメロン監督はいったい、仕掛け人として、通算第6作めの「真 T3」にどう関わったのか?!、宣伝のために単にプロデューサーの肩書きを名乗ってるだけのお飾りの仕掛け人ではないのか?!と疑問を抱いている映画ファンの方も多いかもしれませんが…、


撮影現場のセットには足を一歩も踏み入れてはいないんだ。新キャストの出演者たちとは未だに直に面と向かって、会ったことすらない。ぼくは現場に行っていないんだからね…。

…とのことで、CinemaBlend のエリク・アイゼンバーグを含めたジャーナリストたちの取材に応じたキャメロン監督は…、

けれど、脚本の執筆には非常に深く関わったし、仕上げの編集にもどっぷりとつかった。ぼくにとって、映画を編集するというのは、脚本を書くことの延長なんだ。

…といった次第で、ジェームズ・キャメロン監督は撮影の現場にこそ一切、関わってはいないものの、物語の構想と最終的な映画の仕上げは、どうやら、ほぼ自分自身の手によるようなものであるらしいことをほのめかしてくれたわけですが…、

デュアル・ターミネーターの Rev 9 の猛追を食いとめようとする迫力の本編シーン ! !


それではどうして?!、現場については、メガホンを託したティム・ミラー監督に一任して、すべて任せたというのに、その後の編集作業には入り込んでいったのか…?!

編集の途中段階のラフカットを今年のはじめ頃に観たんだけれど、かなり大雑把だったし、映画は長すぎて冗長だった。それはその後、変わったんだけれど、ぼくはプロデューサーのデヴィッド・エリソンとティム監督、そして、ぼく自身が一緒に取り組み、そのラフカットから最高の映画を編み出すことに努めるべきと思ったんだ。

そのようにして「ダーク・フェイト」の仕上げに深入りをしていくことになったキャメロン監督は…、

ドンピシャのことをやってはいなかったんだよ。ぼくは作業の工程に、たくさんの無駄があると思った。ぼくは、自分は映像編集者だとも自負しているから、幅広い範囲におよんで、具体的な指示のメモを与えることにしたんだ。

…とのことで、約2ヶ月半前…ということは今夏の8月半ばに編集が完了するまで、ジェームズ・キャメロン監督は事細かに編集を指示する作業を続けたそうですから、そもそも作業に無駄がある…


…と不満を覚えたらしい仕掛け人の同監督は、実際の映画の作り手であるティム・ミラー監督との間において、どれぐらい意見が異なったのか?!と言うと…、

たくさん…と言うことになってしまう。創造性をめぐって、お互いにやりあったすえに飛び散った血しぶきはまだ、編集室の壁から洗い落とされてはいないと思うよ…。この映画は、そんな風にして、炉の炎の中で鍛えられたものなんだ…。


…と、どうやら、ティム・ミラー監督とは、かなり対立をしてしまったらしい…ことを暗に認めているジェームズ・キャメロン監督は、そうした衝突はあくまでも、モノづくりの現場には付きものとして割り切り、ティム監督との間に遺恨のようなものは抱えてはいないようですが、しかし…、


「アリタ」のロバート・ロドリゲス監督との仕事は大違いだった。ロバートは脚本をはじめとする総てを気に入ってくれて、ぼくのヴィジョンにそった映画を作りたいと言ってくれたから、ぼくとしては、それはダメだよ、君自身の映画を作ってくれ!!という感じだったんだが、ティム監督とは正反対の経験をした…。ティムは彼自身の映画を作りたがったんだけれど、ぼくはと言えば、…だろうね、でも、この映画の世界観については、ぼくの方がちょっと詳しいんだ…となってしまった…。

今春に世界各国で封切られ、好評を博した「アリタ : バトル・エンジェル」(2019年)でのロバート・ロドリゲス監督との良好なチームワークを例に持ち出したジェームズ・キャメロン監督としては、プロデューサーの上から目線によって、ティム・ミラー監督に接したのではなく、あくまでも、「ターミネーター」シリーズの生みの親の張本人だけに、最も世界観の詳細を熟知しているクリエイターとして、意見が分かれてしまったようですが…、


果たして、「デッドプール」(2016年)の大ヒットにより一躍、名をあげたものの、続編には起用されなかったティム・ミラー監督は、どんな自分なりの「ターミネーター」の映画を創りたかったのか…?!も気になりますが、シリーズのファンの方としては、ジェームズ・キャメロン監督がこだわり抜いて、仕上げてくれた…!!という点においては、とてもうれしい舞台裏のスッタモンダかもしれませんね…!!


まさに「T 2 : ジャッジメント・デイ」(1991年)の正統な続編!!と位置づけるのにふさわしい作品!!として、好評価の第6作め「ダーク・フェイト」を映画館で観届けるのを楽しみにしておきましょう…!!

Photo Credit: © Paramount Pictures. All Rights Reserved.


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