Ava :「ザ・ヘルプ」のテイト・テイラー監督とジェシカ・チャステインが再びコンビを組んで、ジョン・マルコヴィッチ、コリン・ファレルらを共演に迎えた殺し屋映画の最新作「エヴァ」の予告編を初公開 ! !

90年代の初めから地元オーストラリアで、テレビ俳優として活躍し、映画監督として、メガホンもとるようになったマシュー・ニュートンが…


活動の拠点をアメリカに移した背景には、いわゆる DV のドメスティック・バイオレンスも含めて、様々なトラブルを起こしたご乱行の問題があったから…

…という過去の経歴を知らなかったのか？！、2016年に立ち上げた自身の製作プロダクション、フレクル・フィルムズ、つまり、そばかす・フィルムズの第1回作品として、その札つきのマシュー・ニュートンが執筆したオリジナル脚本「イヴ」を採用し、メガホンを託したものの…、

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折しも女性の地位向上を求める社会的な動きが活発化し、元映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタイン服役囚に代表されるように多数の男性の映画人が過去の行いを告発されたのと同様に、マシュー・ニュートンの黒い過去も浮上したことから、皮肉にも女性の人権を声高に訴えていたはずのプロデューサー兼主演女優のジェシカ・チャステインがメガホンをとりあげて、監督を解雇することに…！！

Trailer : Ava

…と、もう約2年前の2018年夏に起こった騒動で知られる「イヴ」が、主人公の名前を「エヴァ」に変えて、ようやく日の目を見ることになったらしい予告編です…！！

問題のマシュー・ニュートンに代わって、メガホンを託されたテイト・テイラー監督は、エマ・ストーン主演の「ザ・ヘルプ」（2011年）が高評価を博して、ヒットし、オクタヴィア・スペンサーにアカデミー賞の最優秀助演女優賞をもたらした成功で知られる人ですから、その傑作映画の中で、憎まれ役を演じたジェシカ・チャステインに大変なモノを食べさせた過去の借りがあるだけに？！、ピンチヒッターを引き受けてくれたのかもしれませんが…、

名優ジョン・マルコヴィッチ（「マルコヴィッチの穴」1999年）に、コリン・ファレル（「ザ・バットマン」2021年10月1日全米公開）、ジーナ・デイヴィス（「テルマ & ルイーズ」1991年）、ジョアン・チェン（「ラスト、コーション」2007年）、そして、同じく殺し屋映画の「ジョン・ウィック 2」（2017年）のコモンまで出演している豪華キャストだというのに、予告編から受ける印象は今ひとつパッとせず、ありきたりのアクション映画に過ぎない感じですから、やはり、他人の企画を急に引き継いだテイト・テイラー監督としては、準備期間が足りなかったのかもしれません…？！

Photo Credit: © Vertical Entertainment. All Rights Reserved.

ジェシカ・チャステイン製作・主演の殺し屋映画「エヴァ」は、カナダでは初秋の9月25日に配信リリースの予定だそうですから、恐らく各国でも映画館での封切りはスキップされて、配信映画として、世に出ることになりそうですね…。