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Infamous Into the Wild Bus Removed : 絶望のドン底におちいる不幸な結末がトラウマになってしまうショーン・ペン監督の実話映画の名作「イントゥ・ザ・ワイルド」の主人公が住まいとした廃バスが撤去されて、空に舞い上がった空輸の様子のビデオ ! !


冒険家の植村直己さんが消息を絶ったことで知られる当時のマッキンリー山、つまり…


現在のデナリ山を望む国立公園と保護区との境界の荒野に放棄されていた市バスの車体が、現地のアラスカでは今日の6月18日の木曜日に撤去された空輸の様子のビデオです…!!


1993年にベストセラーになった同名のノンフィクションを原作として、ショーン・ペン監督がメガホンをとり、2007年に発表した映画史上の傑作「イントゥ・ザ・ワイルド」では…、


エミール・ハーシュ AKA ハリウッド版の三船 剛が演じた実在した主人公の故クリストファー・マッキャンドレスさんが、荒野を探索する冒険の旅の終わりを迎えることになった廃バスは…、


アラスカ州フェアバンクス市が、1940年代に市民の足の公共交通として走らせていたものでしたが、それの払い下げを受けたらしいユータン建設という会社が手に入れ、鉱山道路を敷く作業員のためのシェルターとして、荒野に持ち込まれました。しかし、1961年になって、道路工事が終了し、もはや不要となったバスは現場に放置され…、


約31年後の1992年に故クリストファー・マッキャンドレスさんが見つけて、仮りの住まいとしたものですから、都合すると約60年間にもわたって、アラスカの荒野に取り残されていたものが、ようやく撤去されたことになります…。

この州兵を動員して、軍のヘリコプターを使った空輸作業は、アラスカの運輸局と天然資源局、そして、軍人および退役軍人局とが共同で取り組みました。どうして、こうした大がかりな撤去をすることに決めたのか?!という理由は、「イントゥ・ザ・ワイルド」の原作本や映画に影響された人たちが、故クリストファー・マッキャンドレスさんへの憧れを抱いて、廃バスを目指し、荒野に分け入った挙げ句、遭難してしまう事故が絶えないからだそうです…。


そのためアラスカ州としては、遭難者の救助活動のために費やす費用を踏まえると、どうせヘリを飛ばすのであれば、切りのない遭難者を何度も運び出すよりも、そうした無謀な人たちが目指す目的地の廃バスそのものを運び出したほうが、もしかすると空輸は、これが最後の1回になるかもしれない…という考えからですが…、


このあと、問題の廃バスをどうするのか?!はまだ決めきれていないものの、歴史的な遺物となっているだけに、どこかに展示をして、安全に見学をしてもらうことも検討しているそうです。なお、この撤去作業にあたり、故クリストファー・マッキャンドレスさんの遺物が新たに見つけられていますが、それらはご遺族のために丁重に回収されたとのことです…。(via Anchorage Daily News

名優ハル・ホルブルック現在95歳の名演がアカデミー賞の最優秀助演男優賞の候補にあげられ、クリステン・スチュワートも出演した「イントゥ・ザ・ワイルド」は大変に質の高い素晴らしい映画ですから、こうしてニュースになるわけですが…、

Trailer : Into the Wild


しかし、主人公が廃バスで孤独死をしてしまうに到る結末の絶望感の悲惨さから、誰かに薦めるにあたっては、観終わったあと、暗い気分になって、へこんでしまう…、もしかすると観ないほうがよかった…と後悔するかもしれない…と、あらかじめ警告をしなければ不親切という配慮が必要とされる取り扱い注意の映画となっています。正直に言うと、できれば、観ないことをお薦めします。

Photo Credit: © Paramount Pictures. All Rights Reserved.


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