Box Office : 映画館はもう不要 ? !、パンデミックで瀕死の映画館を救う‼️の使命感が裏目に出た沈没の「テネット」よりも面白い ! ! と大逆転の「ムーラン」を配信に踏み切ったディズニーの賭けは大当たりだったかもしれない推定の特大ヒットの数字が伝えられた ! !
これから封切られるディズニーの話題作「ナイル殺人事件」や「ブラック・ウィドウ」が、配信リリースになったとしても、もう驚きではない!!
…どころか、むしろ反対になぜ、映画館で上映するのか?!、そんなことしたら儲からないじゃないか!!と、株主から怒られてしまうかもしれない?!、「ムーラン」の配信リリースが大成功だったかもしれない推定の売り上げが、市場データを解析する調査会社 7 パーク・データから伝えられたことを、Yahoo ファイナンスのアレクサンドラ・カナルがレポートしてくました…!!
新型トランプのパンデミックの悪影響をモロに被って、休業の閉鎖を求められたことから、いつ倒産してもおかしくない瀕死の状態におちいった映画館を救う!!とばかりに、使命感に燃えた?!クリス・ノーラン監督とワーナー・ブラザースが妙に自信ありげに封切った「テネット」が当然、集団感染を恐れる観客からブーイングを食らって、嫌悪されてしまい、本国のアメリカでは沈没の悲惨な事態になったことで…、
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果たして、「テネット」と同等の2億ドルを超える巨額の製作費を投じたブロックバスター映画なのに前代未聞の配信リリースに踏み切る決断を下したディズニーは正しかったのか?!、ニキ・カーロ監督の実写版と言われる新しい「ムーラン」の Disney+ での売り上げが気になっていた映画ファンの方は少なくないかと想像しますが…、
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前述のアレクサンドラによれば、アメリカの Disney+ のサブスクに加入している世帯のうち、およそ約29%、すなわち約3割が、9月4日(金)の配信開始から翌週の土曜日の12日までの9日間のうちに、プレミアムVOD の追加の視聴料 30ドルを支払って、「ムーラン」を鑑賞したと見込まれているそうです…!!
そのアメリカのサブスク会員の約3割が、30ドルの追加視聴料を支払った…というのが、具体的にはどれだけの金額の売り上げになるのか…?!というのは、まずディズニーはアメリカ国内の加入者数を公表してはいないものの、Disney+ の全世界トータルのサブスク会員数 6,000万人超の半分は本国のアメリカの加入者だと推定されています。よって…、
6,000万人の50%=3,000万人のうちの3割=900万人が 30ドルを支払ったのであれば、恐らく「ムーラン」の配信開始から9日めまでの売り上げは単純に計算すれば、2億7,000万ドルですが、調査会社の 7 パーク・データは約2億6,100万ドルだろう…と試算しています…!!
封切りから9日めの全米配信成績が約2億6,100万ドルということは、2016年の年末年始の勝負映画として、ディズニーが封切った「スター・ウォーズ」アンソロジー第1章「ローグ・ワン」の全米公開9日めの売り上げの総額が約2億6,017万ドルだったのと遜色がないばかりか、昨2019年秋の大ヒット作だったディズニーのアニメ映画「フローズン 2」の9日めの売り上げ約2億6,936万ドルにも迫ろうとしたことになります!!
よって、そうした過去のディズニー映画との比較だけでも、「ムーラン」の配信は大成功の大ヒットだ!!と、いきなり言えるわけですが、さらに劇場公開映画は興行成績の約6割に近い金額が、映画館側の取り分として引かれてしまい、現実に映画スタジオの手に入るのは残りの約4割ぐらいだ…という映画興行の利益分配のセオリーを踏まえると…、
シンプルな筋書きのわかりやすい物語なのに、感情の奥行きが深いドラマをしっかり堪能できる実写版は、過去のアニメのコミカルな要素を省いたことで、観応えのある武侠の叙事詩のアクション大作に仕上がっている‼️と絶賛の「ムーラン(https://t.co/xyypE3y5L9)」は、いよいよ明日から全米配信です‼️ pic.twitter.com/R8RzKrzrPL
— Extra - CIA🌟Movie News (@Extra_Cia) September 3, 2020
映画館を経営する興行会社とは無関係に自社の配信サービスだけを利用して、独自に世に送り出した「ムーラン」が稼いだ約2億6,100万ドルの丸ごと全額100%が、ディズニーのものになる!!わけですから、実際のところは前述の「ローグ・ワン」や「フローズン 2」よりも「ムーラン」のほうが明らかに圧倒的に大儲けをさせてくれたことになります…!!
それと比べて、「ムーラン」と同日の9月4日の封切りから翌週末の13日(日)までのアメリカとカナダの両国をあわせた興行成績が約2,950万ドルの沈没だった「テネット」は、そのミジメな数字の半分以下しか手にすることができないわけですから、新型トランプのパンデミック禍中だというのに昔ながらの映画館での封切りを選び、観客に集団感染覚悟!!を求めたクリス監督とワーナー・ブラザースの無茶と、集団感染が怖いから映画館に行きたくない!!という観客の声に素直に従ったディズニーの良識とでは、いったい、どちらが正解だったのか…?!、もはや誰の目にも明らかになったかもしれません…。
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そして、この「ムーラン」の追加料金を徴収するプレミアムVOD の配信リリースの大成功と見なせる推定の実績にもとづけば、冒頭でふれたように今後のディズニー映画の公開は Disney+ での配信が主となるか、あるいは観客は初日から映画館で観るか、配信によって、自宅で観るかの二者択一を選べることになったとしても、不思議ではありませんね…!!
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さて、いよいよ映画は配信を通じて、自宅で観るのが当たり前!!の時代に突入することが確実視できたかもしれない「ムーラン」VS「テネット」の前者の大勝利ですが、それにしても、映画館を救う!!のクリス監督の意気込みが逆に、もう映画館は要らない?!かもしれない今の観客の動向を浮き彫りにしてしまったのは皮肉すぎる結果だったかも…。
Photo Credit: © Walt Disney Studios. All Rights Reserved.
CIA リーダーのみなさんは、この「ムーラン」の映画鑑賞のスタイルを変える歴史的勝利とすら言えそうな配信大ヒットについて、どのような感想のご意見をお持ちになられたでしょう…?!