RIP Sean Connery :「007」シリーズの初代ジェームズ・ボンドとして名を馳せた名優ショーン・コネリーさんが死去。享年90歳。
今夏8月に90歳のお誕生日を迎えられていたジェームズ・ボンドがお亡くなりになったことを、ご家族の方が公表されました…。
現地のスコットランドで今日の10月31日(土)に、スパイ映画の代名詞と言える「007」シリーズの主人公の初代ジェームズ・ボンドとして人気を博したほか、冒険王のインディアナ・ジョーンズのお父さんとしても愛された名優のショーン・コネリーさんがお亡くなりになられたことを、ご家族の方が明らかにし、BBC が訃報の第1報を伝えました…。1930年8月25日にお生まれになった故人の享年は、90歳でした…。
ご子息の俳優ジェイソン・コネリーさん(「シャンハイ・ヌーン」2000年)によれば、お父さんのショーン・コネリーさんの最期は、イギリス連邦に属する西インド諸島のバハマの首都ナッソーのご自宅で、30日から31日にかけて就寝中の未明に静かに息を引きとっていたそうです。死因については、父は体調をやや崩していた…とだけで、詳しくは伝えられていませんが、享年90歳のご高齢を踏まえると、ひとまず大往生と言ってもよさそうな安らかな最期ではなかったかと偲ばれます…。ご冥福をお祈り下さい…。
故ショーン・コネリーさんの訃報を伝えた BBC のニュース
「007」シリーズを言わば家業として製作し続けているイオン・プロダクションズの女将のバーバラ・ブロッコリと、彼女の兄のマイケル・G・ウィルソンの両プロデューサーからのお悔やみの言葉です…。
“The name’s Bond... James Bond” — he revolutionised the world with his gritty and witty portrayal of the sexy and charismatic secret agent. He is undoubtedly largely responsible for the success of the film series and we shall be forever grateful to him.”
— James Bond (@007) October 31, 2020
58年も昔の1962年に封切られたシリーズ第1作めの「ドクター・ノオ」で、故ショーン・コネリーが今や、おなじみの決まり文句の「名前はボンド…、ジェームズ・ボンドだ」の名ゼリフを初めて発してくれた時に、カリスマ的なスパイが革命のように世界に誕生し、今日に到るまでの大成功をもたらしてくれたわけですから、故人の名前は末永く記憶されて、永遠に感謝されるべきものであるといった元祖ボンドへの想いが語られています…。
史上初の「名前はボンド…、ジェームズ・ボンドだ」の名ゼリフは約1分25秒めです ! !
故ショーン・コネリーさんの生涯をダイジェストで紹介した BBC スコットランドのトリビュート・ビデオです…。さらに…、
Obituary - From an Edinburgh milkman to the iconic James Bond, Sir Sean Connery will always be remembered as one of Scotland's greatest actors.
— BBC Scotland News (@BBCScotlandNews) October 31, 2020
He died aged 90 in the Bahamas, his family announced.
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映画史上の名優の故人を偲んで、出演作のシーンをご覧ください…。
東京オリンピックが開催された1964年公開の「ゴールドフィンガー」で、プロレスラーの故坂田敏行さんが演じた悪役オッドジョブと対決した名シーン ! !
1967年公開の第5作め「007は二度死ぬ」での故丹波哲郎さんが扮したタイガー田中との共演シーン ! !
1989年公開「インディアナ・ジョーンズ」の第3弾「最後の聖戦」の父と息子のコミカルな脱出シーン ! !
1987年の初公開当時まだ新進スターのケヴィン・コスナーを支える脇役としての存在感を発揮してくれた「アンタッチャブル」の名シーン ! !
「アンタッチャブル」の名演技により、ついに初めて、オスカーが与えられた1988年開催の第60回アカデミー賞 授賞式での最優秀助演男優賞 受賞のスピーチ ! !
プレゼンターをつとめていたニック・ケイジとは、のちの1996年公開の大ヒット作「ザ・ロック」で共演し、故ショーン・コネリーさんは、ジェームズ・ボンドのその後…を彷彿とさせる役を演じて、「007」のファンを大感激させてくれましたね…!!
「007」シリーズを一旦、終えられたのちも、SF映画の異色のカルト作「未来惑星ザルドス」(1974年)や、キャンディス・バーゲンと共演した「風とライオン」(1975年)、故オードリー・ヘップバーンと共演した「ロビンとマリアン」(1976年)、おたく映画ファンに人気の「ハイランダー」シリーズ、そして、ジャン=ジャック・アノー監督の映画史上に残る名作「薔薇の名前」(1986年)などなどと、とても紹介し切れないほどの素晴らしい映画をたくさん遺してくれた故人の業績は、ぼくなんかが讃えるのはおこがましいほどの充実したものですが、ひとりの「007」ファンとして、素直に心から感謝を捧げたいと思います。本当にありがとうございました…。
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