Top Gun 2 made a Record-breaking Second Weekend : 今夏最高の人気映画になりそうな「トップガン 2」が「スター・ウォーズ」の公開2週めの記録を破り、トム・クルーズ史上最大ヒット作にまで上昇 ! !、クローネンバーグ監督のカルト作「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」が単館の売り上げでは好成績のデビュー ! !
出口調査では観客の75%以上が「周囲の人に鑑賞を勧めたい」と回答しているだけあって…
「トップガン: マーベリック」(製作費 : 1億7,000万ドル)
$86,000,000−(4,751館/$18,101)−$291,604,011
Featurette : The Power of the Naval Aircraft
公開2週めだというのに約8,600万ドルを売り上げた…!!ということは…、
「ドクター・ストレンジ」(2016年)の封切り成績=約8,506万ドル(3,882館)
「ブラック・ウィドウ」(2021年)の封切り成績=約8,037万ドル(4,160館)
「ヴェノム」(2018年)の封切り成績=約8,026万ドル(4,250館)
「アントマン 2」(2018年)の封切り成績=約7,581万ドル(4,206館)
「シャンチー」(2021年)の封切り成績=約7,539万ドル(4,300館)
「ブラック・ウィドウ」(2021年)の封切り成績=約8,037万ドル(4,160館)
「ヴェノム」(2018年)の封切り成績=約8,026万ドル(4,250館)
「アントマン 2」(2018年)の封切り成績=約7,581万ドル(4,206館)
「シャンチー」(2021年)の封切り成績=約7,539万ドル(4,300館)
大人気のマーベル系ヒーロー映画の封切りのオープニング成績よりも「トップガン 2」の公開2週めのほうが大ヒットなの?!となってしまうため、1986年の夏…どころか同年最大のヒットを叩き出して、マネー・メイキング・スターの頂点に立ったトム・クルーズが約36年前の大ブームを再現しようとしてるのか…?!ということになりますね…!!、さらに「マーベリック」がスゴいのは先週の封切りの…
メモリアル・デー(戦没将兵追悼記念日)の祝日を含めた連休のロング・ウィークエンドの計4日間の最大ヒット作として、ディズニーの「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン3」の「アット・ワール'ズ・エンド」(2007年)が叩きだした記録=約1億3,980万ドルを「マーベリック」が超えそう!!となるや、あいまいな扱いになっていた前夜祭興行の売り上げを海賊が追加し、記録が約1億5,304万ドルに書きかえられた…
…の問題は、「トップガン 2」が予想された1億5,100万ドルを上まわる約1億6,051万ドルを稼いだことで、「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン 3」の記録を堂々と超えてしまったばかりか、そのようにいきなり、大台の1億ドル突破を果たした映画は、封切り成績の数字が大き過ぎるため、2週めの集客減の値がどうしても大きくなるのが当たり前ですが、「マーベリック」は約−32%しか観客を失っておらず、その値は…
「スター・ウォーズ」が復活!!の注目度がとりわけ大きかった覚醒トリロジー第1作め「ザ・フォース・アウェイクンズ」の2週めの集客減の約-40%よりも小さく、ドリームワークス・アニメーションの代表作「シュレック」シリーズの第2作め(2004年)が記録した約-33%をも若干ながら下まわったことで…、
封切り成績が1億ドル以上の巨額の大ヒット作に限れば、全米映画興行史上最も客足を維持して、公開2週めの集客減が少なかった新記録の達成となっています…!!、その記録破りの2週めの大ヒットのおかげで、国内の売り上げが早くも3億ドルが目前の約2億9,160万ドルにまで達した「マーベリック」は…、
トム・クルーズの娘役のダコタ姉ちゃんが主演女優だったことで、現場に一緒にやってきた当時6歳の妹のエルたんが、スピルバーグ監督のおひざに乗って、監督の椅子に座っていたことで知られる SF アクション映画「ウォー・オブ・ザ・ワールズ」(2005年)が記録した約2億3,428万ドルを超えて、国内の記録としては新たにトム史上最大ヒット作の頂点に昇りつめた…!!ということは、人気のスパイ・アクション映画の「ミッション: インポッシブル」シリーズよりも「トップガン」シリーズのほうが大ヒット!!になりますが、ただし…、
諸外国の売り上げの総額が、2億5,000万ドルを突破し、前述の国内の売り上げをあわせた全世界総額の興行成績としては、いまのところ約5億4,860ドルの「トップガン 2」は、「ミッション: インポッシブル 6」の「フォールアウト」(2018年)が記録した全世界総額でのトム史上最大ヒットの約7億8,718万ドルにまで、たどり着くのか?!、新たな冷戦が始まってしまい、アメリカを代表とする西側諸国のうちに含まれる日本と台湾よりの姿勢を示した「マーベリック」は、世界最大の映画市場の中国では封切られませんし…、
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もはや言うまでもなく、映画の禁輸出制裁の対象のロシアと、その同盟国でも上映されませんから、以前よりも市場の規模が小さくなってしまっただけに、中国に次いで、アジアでは2番めに大きな市場の韓国での再来週の6月23日(木)公開の大ヒットに期待が寄せられています…!!
まずはニューヨークとロサンゼルスの東西2大都市でのみ限定公開で上映し、徐々に映画館の数を増やしていく予定だったはずの鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」を配給する Neon が、1,000館より少ない控えめな全米公開の773館で封切った結果のオープニング成績は、たったの約110万ドルでしたが…、
「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」(製作費 :???ドル)
$1,100,000−(773館/$1,423)−$1,100,000
Crimes of The Future : Behind The Scenes
1館あたりの平均の売り上げとしては、まずまず好成績の約1,423ドルですから、そもそも地方で集客できるわけもないボディ・ホラーのカルトな近未来SF映画が、同監督のマニアックな作品を好む映画ファンの多い主に大都市ではヒットしているらしいことが窺える結果となっています…!!、ちなみに…、
デヴィッド・クローネンバーグ監督史上最大のヒット作は、奇しくもトム・クルーズ主演「トップガン」と一緒に約36年前の1986年の夏に大きな話題になったジェフ・ゴールドブラム主演の「ザ・フライ」が記録した約4,046万ドルです!!、封切り成績は約700万ドル(1,195館)でした…!!
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