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Jordan Peele's 'Nope' below Expectations but Solid Opening at Box Office :「ゲット・アウト」のジョーダン・ピール監督が、空飛ぶ円盤の恐怖を描いた SF ホラー「ノウプ」が、高すぎた期待値には届かなかったものの、これでも充分と言えそうな堅実な大ヒットのデビュー ! !

コミックヒーロー映画のファンに限らず、ホラーや SF のジャンル系映画が大好物の映画ファンは…




パンデミック禍のリモートではなく、約3年ぶりに本格的に復活したサンディエゴ・コミックコンの話題に夢中の週末だけに、空飛ぶ円盤の存在と脅威をテーマにした SF ホラー映画の集客は難しい…

ノウプ」(製作費: 6,800万ドル)

$44,000,000−(3,785館/$11,625)−$44,000,000


RT の評論家の支持率 82 % / Metacritic スコア 76 / 出口調査の CinemaScore B

…という前提のもとで、ジョーダン・ピール監督の「ノウプ」を封切った配給のユニバーサル映画が、週末3日間のオープニング成績として、約4,400万ドルの金額を公表したことから…、


お笑い芸人から映画作りの裏方に転身したジョーダン・ピール監督の前作「アス」(2019年)の封切り成績が約7,112万ドル(3,741館)の大ヒットだった実績や、少なくとも5,000万ドル以上を稼いで、6,500万ドル前後の金額を叩き出すのでは…?!と読まれていた期待大の予想に反し…、

公称の売り上げが大きく下まわった約4,400万ドルだったのは、ガッカリの受けとめ方をされていますが、しかし、スパイダーマンの人気者トム・ホランドが主演した同名ゲーム映画化のアクション・アドベンチャー大作「アンチャーテッド」(2019年)が、製作費の約1億2,000万ドルに対して、封切り成績は同等と言える約4,401万ドル(4,275館)だったことや、「ゴーストバスターズ」シリーズの復活作「アフターライフ」(2021年)の封切り成績も約4,401万ドル(4,315館)だったのと比較すると…、



ダニエル・カルーヤ、キキ・パーマー、スティーヴン・ユァンといった地味めのキャストを起用し、既存の人気シリーズや大ヒット作の続編ではないし、世間に知られた原作の映画化でもない、まったくオリジナルの純粋に新作と言える「ノウプ」が、マーベルの人気者の主演作や、映画好きじゃない人も知っている人気タイトルと同等の封切り成績を売りあげたのは、むしろ、スゴいことじゃないの…?!と…


ガッカリ…どころか、反対にホメられるべきのようにも思われますが、ただし、評論家やジャーナリストは映画の出来栄えを高評しているものの、出口調査のスコアは観客が満足していないことを示している “ B ” であり、実際のところ多くの観客があまり感心せず、映画館をあとにしてしまっている空振りの感や…、

現実の人種差別の社会問題をネタにした “ ソーシャル・ホラー ” のジャンルを生んだ傑作として、大絶賛を博したジョーダン・ピール監督のデビュー作「ゲット・アウト」(2017年)が、低予算たった約450万ドルの製作費に対して、国内で約1億7,584万ドルを稼いで、世界総額の興行成績が約2億5,230万ドルにまで達した特大ヒットや…、



その「ゲット・アウト」の成功の追い風をうけた前述の第2作め「アス」も安価の製作費の約2,000万ドルに対して、国内では、やはり約1億7,508万ドルを稼ぎ出し、世界総額の成績も「ゲット・アウト」と同等の約2億5,609万ドルだったのと同じような結果を…


「ノウプ」にも期待できるか…?!となると、それはちょっと無理のような感じがしますし、製作費がもう安価とは言えない約6,800万ドルが費やされたスケールアップを踏まえると、「ノウプ」をガッカリと言うのは、言い過ぎのように思われますが、ジョーダン・ピール監督の前2作で荒稼ぎをしたユニバーサル映画が、3度めの濡れ手に粟の大儲けをする可能性は、かなり低いのではないでしょうか…?!



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