Trailer for Michael Man's 'Ferrari' starring Adam Driver :「フォード V フェラーリ」の製作総指揮をつとめた男映画の名匠マイケル・マン監督が、アダム・ドライヴァーを主演に起用して、エンツォ・フェラーリの人生が崖っぷちの夏を描いた伝記映画の話題作「フェラーリ」の予告編を初公開 ! !
ジェームズ・マンゴールド監督がモータースポーツの実話を映画化し、多数の映画賞の候補にあげられた…
自動車映画の傑作「フォード V フェラーリ」(2019年)は、そもそもは男映画の名匠マイケル・マン監督が「ゴー・ライク・ヘル」のタイトルで作るはずの企画でしたから、その過去の経緯から製作総指揮に名前をつらねていたマン監督が…、
イタリアを代表する自動車のブランドを築きあげたイタリア人の生き様を描く伝記映画の全編をイタリアで撮影した…!!とあっては当然、イタリアを代表する映画祭が放っておけるわけもなく、現地のイタリアでは今日の水曜日の8月30日に開幕した第80回 ヴェネチア国際映画祭の目玉作として…、
Trailer : Ferrari
明日の8月31日(木)に世界初公開のプレミア上映が催される「フェラーリ」の予告編を、配給の Neon が初公開してくれました!!、「フォード V フェラーリ」では、フェラーリと対決するアメリカのフォードの名ドライバー、故ケン・マイルズ役だったクリスチャン・ベールが、そもそも演じるはずだったエンツォ・フェラーリの役を引き継いだウルヴァリンのヒュー・ジャックマンが降板したことで…、
今年2023年は春に封切られた恐竜バトルの SF アクション映画「65」が、おたくウケした名優アダム・ドライヴァーが主演をつとめることになった「フェラーリ」は…、
自動車の雑誌「カー・アンド・ドライバー」の編集長を長年にわたり勤めた経験と自動車の知識をもとに、ジャッキー・チェンも参戦したカー・アクション・コメディのオール・スター映画「キャノンボール」(1981年)の脚本を執筆したモーター・ジャーナリストのブロック・イェーツが、1991年に出版した伝記本「エンツォ・フェラーリ: ザ・マン・アンド・ザ・マシーン」をもとにして、やはり、自動車映画の傑作「イタリアン・ジョブ」(1969年)、つまり邦題は「ミニミニ大作戦」の脚本家として知られる故トロイ・ケネディ・マーティン(2009年没・享年77歳)が執筆し、遺したシナリオの映画化です…!!
初めて語られた、フェラーリ神話の真実。創立者エンツォ・フェラーリの刺激と放蕩に満ちた冒険的な人生を、F1グランプリを舞台にして赤裸々に描く長編ノンフィクション。
…とのことで、紹介が短すぎて、よくわからないので、配給の Neon のあらすじ紹介を引用すると…、
1957年の夏。スペクタクルなレース界の裏側で、元レーサーのエンツォ・フェラーリは人生の危機に直面していた。彼と妻のローラが約10年前に何もないところから築きあげた自動車製造業が倒産しかけていたばかりか、息子ディーノが約1年前に亡くなり、それ以前から不安定だった夫婦関係は悪化を増していたし、愛人のリナ・ラルディとの間に生まれた息子ピエロの認知も迫られていた…と切羽詰まっていたのに、エンツォはレーサー魂を燃やして、イタリア横断の公道レース「ミッレ・ミリア」での必勝を目指したことで、さらに崖っぷちへと追い込まれていく…!!
…といった次第で、「フォード V フェラーリ」は、1963年にアメリカのフォードが経営危機のフェラーリの買収に乗り出すも、狡猾なエンツォに利用されて、失敗に終わったことから対決が始まる物語でしたから、その約6年前にさかのぼり、ミッレ・ミリアの危険な公道レースのエキサイティングとエンツォの人生の危機とを重ねて、フェラーリ側の事情を描いた姉妹作として受けとめることができなくもない「フェラーリ」は、今年2023年末から新年にかけての年末年始に全米公開される最大の話題作として、12月25日からメリー・クリスマス・ロードショー!!
ふたりのゴッド・ファーザー、つまり、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが対決した「ヒート」(1995年)や、ウィル・スミス主演の「アリ」(2001年)、トム・クルーズ主演のユニークな殺し屋映画「コラテラル」(2004年)といった男映画の創り手のマイケル・マン監督が、雷神ヘムジー主演の失敗作「ブラックハット」(2015年)から約8年ぶりに復帰した「フェラーリ」のアダム・ドライヴァーの共演者として…、
フェラーリの妻ローラ役は、私生活ではハビエル・バルデムの妻ペネロピ・クルス。愛人リナ・ラルディ役は「ダイバージェント」シリーズなどのシェイリーン・ウッドリーのほか、父と息子の両クローネンバーグ監督の映画で知られるサラ・ガドン、ジョディ・フォスター監督の「マネー・モンスター」(2016年)などのジャック・オコンネル、そして、80年代の青春映画の傑作「キャント・バイ・ミー・ラブ」(1987年)のパトリック・デンプシーらが登場しています…!!
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なお、この「フェラーリ」は前述のように年末年始の全米公開映画の話題作ですが、メジャー・スタジオは製作にも配給にも関わっていない「インディーズ映画」の位置づけですから、現在ストを決行中の全米映画俳優組合が特例として、アダム・ドライヴァーの宣伝活動を許可したので、ヴェネチア国際映画祭でのプレミア上映には当たり前の話として、主演スターがレッド・カーペットに登場する予定です…!!