The Nutcracker and the Four Realms :「ハチ公物語」と「キャプテン・アメリカ」の監督たちが前例のないコンビを組み、「くるみ割り人形」を映画化したディズニーのファンタジー・アドベンチャー「ザ・ナットクラッカー・アンド・ザ・フォー・レルムズ」の新しい予告編 ! !

全米監督協会の取り決めにより、例外を除いて、監督はひとりだけと厳格に定められていますから、ふたりの名前が並ぶのは極めて異例となっています！！

Trailer : The Nutcracker and The Four Realms

「ハチ公物語」（2009年）のラッセ・ハルストレム監督と「キャプテン・アメリカ : ザ・ファースト・アベンジャー」（2011年）のジョー・ジョンストン監督のふたりの名前が、なかよく一緒にクレジットされることになった「ザ・ナットクラッカー・アンド・ザ・フォー・レルムズ」の新しい予告編を、ディズニーが披露してくれたので、ぜひ、ご覧ください…！！

1本の映画に監督はひとりだけと定めている全米監督協会が例外的に認めている「共同監督」というのは、「アベンジャーズ : インフィニティ・ウォー」が大ヒットのジョーとアンソニーのルッソ兄弟監督のように、血縁者の家族という続柄だけに、ハナから切っても切れない関係である場合や…、

まだアマチュアの学生時代に出会って、それ以来、ずっと二人三脚で創作を続けてきたので、ハナから二人一組が当たり前となっている「キャプテン・マーベル」（2019年3月8日全米公開）のアンナ・ボーデンとライアン・フレックの監督カップルのような場合だけに限られていますから…、

「ジャスティス・リーグ」（2017年）の大規模な撮り直しのメガホンをとり、その後の仕上げ作業において、自分の映画として完成したジョス・ウィードン監督の名前はクレジットされず、同ヒーロー大集合映画を一度も観たことがないのに、当初に起用されたザック・スナイダー監督の作品として公開された…というギクシャクになってしまったり、また…、

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「ボヘミアン・ラプソディ」（今秋11月2日全米公開）では、ブライアン・シンガー監督の過去の性犯罪事件のスキャンダルに巻き込まれたくないと恐れた製作・配給の FOX が、無断欠勤？！を理由にして、同監督を解雇し、デクスター・フレッチャー監督（「エディー・ジ・イーグル」2016年）を後任に据えたものの、残念ながら思惑がハズレて？！、フレディ・マーキュリーの伝記映画は、ブライアン・シンガー監督の作品として封切られてしまう…という微妙な事態におちいってしまうことになります…。よって…、

そもそも「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」(1985年)や、「ギルバート・グレイプ」（1993年）などを代表作とするドラマ映画の作り手だけに、VFX を駆使して、アクション場面を描くというのは苦手だった…と思われるラッセ・ハルストレム監督がスケジュールの都合により、撮り直しの追加撮影のメガホンをとることができないというのを口実？！として、助っ人に起用されたジョー・ジョンストン監督の名前が一緒にクレジットされるのは、ほぼ前例がないと言える珍しいパターンの「共同監督」になるわけですが…、

ラッセ・ハルストレム監督が希望して、ジョー・ジョンストン監督と名前を連ねることにしたらしい事情を踏まえると、前述の監督交代劇のドロドロとは違い、「ザ・ナットクラッカー・アンド・ザ・フォー・レルムズ」では、あくまでも、映画の質を高めるために、ふたりの監督が納得して、お互いの才能を認めあい、共同作業を行うことになったのか…！！と、あらためて前向きに理解することができそうです。

そのように、ふたりの異なるタイプの監督が力をあわせることになった「ザ・ナットクラッカー・アンド・ザ・フォー・レルムズ」は、「インターステラー」（2014年）に起用されただけに、クリス・ノーラン監督のお墨付きがついた演技力の持ち主であるマッケンジー・フォイちゃん17歳が演じる主人公クララが…、