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Spider-Man Far From Home :【ネタバレ厳重注意】の「アベンジャーズ: エンドゲーム」の続編の位置づけの「スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム」のジョン・ワッツ監督が、少年ヒーローの新たな役割の見どころと「エンドゲーム 」の結末の疑問について語ってくれた ! ! - Part ①


「ファー・フロム・ホーム」は「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」(ネタバレ厳重注意)に続く “ トリロジー ” の完結編かもしれません!!


※以下の記事の本文には、現在公開中の「アベンジャーズ : エンドゲーム」の決定的なネタバレが書かれています。同コミックヒーロー大集合映画の傑作をまだ観ていない方は、先に映画館に出かけて、映画を楽しんでから、その後に読んでください。よろしく、お願いします。


北米で昨日の週明け月曜日(5月6日)を「アベンジャーズ : エンドゲーム」の公式のネタバレ解禁日としたマーベルが披露した「スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム」の新しい予告編について…、

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前作の「ホームカミング」(2017年)から引き続き、メガホンを託されたジョン・ワッツ監督が、エンタテインメント・ウィークリーのデヴァン・コガンと、Fandango のエリック・デイヴィスの取材に応じて、映画の見どころと様々な疑問点について語ってくれたので、要注目の点を抜粋して、まとめながら、前作にあたる「エンドゲーム」の解説を若干つけ加えました!!

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まずはヘッドラインでふれた「エンドゲーム 」の結末の疑問についてですが、あらためて、同映画を振り返ると前作「インフィニティ・ウォー」(2018年)の中で、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)がタイム・ストーンを使って、予見した未来の “ 1,400万605分の1 の可能性 ” にもとづいて、「アントマン・アンド・ザ・ワスプ」(2018年)の結末で、 “ 量子の世界 ” に閉じ込められたアントマン=スコット・ラング(ポール・ラッド)を偶然にネズミが救出したことから、アベンジャーズたちがタイム・トラベルの手段を手に入れることになったわけですが…、


「キャプテン・マーベル」(2019年)の結末で描かれたように、ポケベルで呼ばれて馳せ参じたキャロル・ダンバース(ブリー・ラーソン)が、アベンジャーズと合流し、一切合切の事情を知らされ(※1)、まずはアイアンマン救出のミッションに出かけたあと、最強助っ人のリードによって、サノスを抹殺して、息の根をとめたものの、ドクター・ストレンジの究極の目的(※2)だったと思われる “ インフィニティ・ストーンの破壊 ” が、すでに行われたあとだったことから、指パッチン返しを断念して、手の尽きたアベンジャーズは、前述のアントマン帰還まで不毛な5年間を過ごすはめになってしまいました…。

※1.「キャプテン・マーベル」を観ていない人は、「エンドゲーム」の前半の展開についていけなかったかもしれませんが、指パッチンの事情を知らされたらしいキャロルが、アイアンマン救出に向かう経緯は両映画の間の出来事として扱われたらしく、どちらの映画でも描かれていません。観客は映画を観て、指パッチンの事情を知っているわけですから、それをブラック・ウィドウたちがキャロルに説明するシーンを描くのは無駄だということになります。なお、漂流中の80年代の人気歌手パット・ベネター号の位置は、ロケットがビーコンを持っているはずなので、キャロルはそれでわかったかもしれません。

※2.「エンドゲーム」の冒頭で、アベンジャーズたちがアッサリとサノスを殺したことにビックリした方は多いはずですが、ドクター・ストレンジの “ 1,400万605分の1 の可能性 ” の目的は、サノスを倒すことよりも、インフィニティ・ストーンの強大なパワーに耐えられるサノスを利用して、危険なストーンを破壊するように仕向けることだったのでは…とも考えられています。でなければ、どうして、サノスが指パッチンをすることを予見しながら、それをストレンジが許したのか?!のつじつまが合いません。

サノスを一撃で殺さなかった自分の甘さから、指パッチンを防ぐことができなかった雷神(ヘムジー)が酒浸りのビール腹になり、ブラック・ウィドウ(スカーレット・ジョハンソン)は引きこもりになってしまい、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンズ)も PTSD(心的外傷後ストレス障害)を抱えている…という状態になってしまった “ 不毛な5年間 ” があったことから…、


「エンドゲーム」は “ 2023年の直近未来 ” が舞台になっていました。ですから、ハルク(マーク・ラファロ)が命がけで決行した指パッチン返しにより、復活を果たしたスパイダーマン=ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、いきなり “ 5年後の世界 ” にやって来た浦島太郎状態なわけですから、「エンドゲーム」の結末で、あらためて高校に通い始めるのはよいとしても、どうして、そこで親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)と再会することができたのか?!、5年後だから、ネッドはもう卒業しているのでは…?!というのが、感動に加えて疑問にもなっていたのですが…、


「インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」を手がけたアンソニーとジョーのルッソ兄弟監督らとは数年前から、物語を連続して、引き継ぐための打ち合わせを始め、実は「アベンジャーズ」の2作品の展開を以前から総て知っていたことで、ネタバレをうっかり話してしまうんじゃないか…と、ずっと不安を抱えていたジョン・ワッツ監督によれば、前述のネッドをはじめ、MJ のゼンデイヤ、ベティのアンギャリー・ライスちゃん、フラッシュのトニー・レヴォロリ、そして、ホットなメイおばさんのマリサ・トメイといった主要キャストはみんな、指パッチンで灰になり、ハルクの指パッチン返しによって、復活をした!!という設定が採用されていることから、物語の背景の世の中全体としては、5年後の世界ですが、ピーターの周囲の仲間に限っては、5年前と大して変わらない環境だそうです。


…と、つまり、みんな指パッチンの被害者だったのかという単純な理屈によって、「エンドゲーム」の結末は矛盾しているのでは?!という疑問は簡単に解消されたのですが、しかし、指パッチンの被害に遭わず、無事に5年間を過ごした人たちもいるわけですから、登場人物たちはいつの間にか、5年間もの年月が過ぎ去った周囲の世界との間で、ギャップを抱えてしまうことになるようで…、

「エンドゲーム」の結末で、アイアンマンのトニー・スタークが死んでしまい、ぼくたちは多くの登場人物のキャラが、それにどうリアクションしたのかを目にしたわけだけど、でも、世界的にはどういう影響があったのかは、まだ見ていないよね。

…とのことで、「エンドゲーム」の結末の直後から物語が始まる…と、あらかじめ予定されていた「ファー・フロム・ホーム」は、アイアンマンの死を含めて、サノスの指パッチンと、それを逆転したハルクの指パッチン返しによって、膨大な数の人々や社会がどんな影響を被ったのか?!、いきなり、世界から消え失せて、また元の世界に戻ってきたら、5年が過ぎていた…という状況が、人々をどう混乱させるのか?!といった “「エンドゲーム」では描くことができそうにない事情 ” を、「ファー・フロム・ホーム」が “ 続編 ” として、同歴史的大ヒット作に代わって、テーマに取り上げることが見どころになっているそうです…!!


そうした言わば浦島太郎状態の人々と世界を描くにあたって、ジョン・ワッツ監督は、えッ?!、空飛ぶ円盤の UFO って、乗り物じゃなく、それ自体がエイリアンの生き物だったの?!という奇想天外な設定が、マニアにウケて、カルト作になっている 「フライト・オブ・ザ・ナビゲイター」(1986年)を参考にしたそうです。

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同 SF ジュブナイル映画では、1978年に消息を断った主人公の少年が、当時と変わらぬ姿のまま、約8年後の1986年に現われるのですが…、

そんな状況に自分が陥っちゃうなんて、ホントにとても奇妙なことなんだけれど、でも同時に、そのギャップがたくさんの愉快なことにも成り得るよね!!

…と語り、指パッチンの影響を大真面目に深刻な社会問題としてばかり採りあげるのではなく、どう描いていけば、自分たちの「ホーム」シリーズにマッチするのか?!、コメディ色をまじえ、少年ヒーローの活躍を痛快に描く路線に沿って、“ 指パッチン後… ” を描くことが、創り手に課せられた “ 愉快な挑戦 ” だったとのことです!!、そして、そうした5年間の…


ギャップを抱えて、指パッチン後の世界に適応しなければならなくなるのは、ピーターと級友たちのみならず、サミュエル・L・ジャクソンが演じるニック・フューリーも同じであり…、


彼も5年間を失ったんだ。アベンジャーズを立ち上げたニック・フューリーはいつも何でも、どんなことだって、すべてお見通しのあらゆる情報を握っているやり手だったんだけど、5年後の世界に舞い戻ったら、状況はまるで様変わりをし、違うものになっていた。常に周囲を自在にコントロールしてきたニック・フューリーが、もう以前のように支配的に振る舞うことはできないんだ。そんな立場に追い込まれたニックを観るのは初めてのはずです!!

…だそうですから、ニック・フューリーの始まりの物語でもあった「キャプテン・マーベル」とは似て非なる状況に追い込まれているようなので、マーベル・ファンの方としては、そうした指パッチン後の世界で、無力感を抱いているのかもしれないニック・フューリーの様変わりも見どころになるようです…!!


しかし、すでに知っているニック・フューリーよりも、名優ジェイク・ジレンホールが演じてくれた悪役のはずのミステリオこと、クエンティン・ベック は何者なんだ?!というのが、コミックヒーロー映画ファンのみなさんの最も気になる点ではないかと思いますが…、>>> Part ② に続きます!!

Photo Credit: © Sony Pictures / Marvel Studios. All Rights Reserved.


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