Box Office : 6月21日～23日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第2位

人形ホラーを現代的にスマート化して、ロボ・チャッキーの AI の恐怖を描いた「チャイルド・プレイ」が、おもちゃを主人公にした点においてはライバル映画の「トイ・ストーリー 4」に圧倒されたものの、シリーズ最高の封切り成績を稼いだ健闘の初登場第2位 ! !

第2位 (初) 「チャイルド・プレイ」(1,000万ドル)

$14,055,540−(3,007館/$4,674)−$14,055,540

マーク・ハミルと一緒に歌おう ! !、ロボ・チャッキーの歌の「ザ・バディ・ソング」! !

★RT の評論家の支持率 60 % / Metacritic スコア 47 / 出口調査の CinemaScore C+

チャッキーの生みの親のドン・マンシーニ監督の反対を押し切って、呪われた人形をハイテク化し、ロボ・チャッキーに生まれ変わらせることにした MGM が、本流のオリジナル・シリーズとは別に新たに立ち上げたテクノ・ホラー？！の「チャイルド・プレイ」が…、

封切りの週末の3日間に稼ぐオープニング成績の見込みとして、約1,406万ドルの金額を発表したことから…

オリジナル・シリーズの封切り成績と国内での最終的な売り上げ

第1位 「ブライド・オブ・チャッキー」（1998年）　 1,183万ドル（2,412館）>>> 3,238万ドル
第2位 「チャイルド・プレイ 2」（1990年）　1,071万ドル（1,996館）>>> 2,850万ドル
第3位 「シード・オブ・チャッキー」（2004年）　877万ドル（2,061館）>>> 1,708万ドル
第4位 「チャイルド・プレイ」（1988年）　658万ドル（1,377館）>>> 3,324万ドル
第5位 「チャイルド・プレイ 3」（1991年）　572万ドル（2,126館）>>> 1,496万ドル

…といった次第で、ドン・マンシーニ監督が関わってきたオリジナル・シリーズの劇場公開作の中では最も封切りヒットを記録した「チャッキーの花嫁」に勝ったわけですが、ただし、もう約21年も前の1998年に公開された同映画が稼いだ約1,183万ドルというのは、現在のお金の価値に換算すると約1,843万ドルになるため、実際のところ、マーク・ハミルが声優の新しいロボ・チャッキーが、怪優ブラッド・ドゥーリフが声の当たり役とした元祖チャッキーを超えた！！とは、ちょっと言えそうにはありません…。また…、

デビュー作のホラー映画「ポラロイド」（2017年に撮影）が、ワインスタイン・カンパニーの経営破綻により、オクラ入りになったラース・クレヴバーグ監督にとって、実質的なデビュー作になった「チャイルド・プレイ」に期待されていた封切り成績は、1,800万ドル前後だけに、残念ながら、ノルマを果たすことも出来ていません…。とは言え…、

ロボ・チャッキー製作の舞台裏を紹介したプロモ・ビデオ ! !

おもちゃが独自の意思を持っている…という点に限っては同じ映画？？のピクサーの人気シリーズ「トイ・ストーリー」の第4弾に対し、あえて、真っ正面から興行対決を挑んで、けして、コケてはいない…という結果を出した健闘は大いに讃えて、むしろ成功！！と言ってあげても、よいのかもしれません…？！

常連の読者の方は名前を覚えているかもしれないリー・ハードキャッスルさんが手がけた「チャイルド・プレイ」の過激なクレイ・アニメをお楽しみください ! !