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James Gunn shared his thoughts on Scorsese’s Not Cinema comments : マーベルのヒーロー映画を観ていないくせに完全否定したマーティン・スコセッシ監督を批判したジェームズ・ガン監督に対して、Twitter民がバッシングという見当違いの騒ぎ ! !


映画を観ずに評価を語るのは間違いですから、その間違いを犯したかもしれないマーティン・スコセッシ監督は大間違いかもしれないのですが…、


マーベルのヒーロー映画を実際には観ないまま、とうてい、映画とは言えない代物…などと頭ごなしに否定をしたマーティン・スコセッシ監督の発言に対して、当の自分の映画も否定されたジェームズ・ガン監督が当然、ガッカリの印象を Tweet したところ、大勢の Twitter ユーザーがガン監督をバッシングする見当違いの騒ぎが起こってしまいました…!!


過去の90年代を舞台にした「キャプテン・マーベル」(2019年)に出演したサミュエル・L・ジャクソン 70歳の風貌が見事に若返ったように、マーベルのコミックヒーロー映画のおかげで発展したと言えそうな CG による若返り美容整形?!を活用して、ロバート・デ・ニーロやアル・パチーノといった名優たちを若返らせたことが話題の「アイリッシュマン」が高評価を博していることからしても…、

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マーベルのヒーロー映画の恩恵を受けているように思えなくもないマーティン・スコセッシ監督が…、

あの手の映画を私は観ないんだ…。

…と、イギリスの映画マガジン エンパイアの取材に応じて、マーベルのコミックヒーロー映画は観ないことを明らかにしたスコセッシ監督は…、


観てみようとは試したよ、でも、わかるだろ、あれらは映画とは言えない。

…だそうで、マーベルのコミックヒーロー映画は、とうてい、映画と呼べるような代物ではないと完全否定をした理由は…、

正直に言って、あの手のものに最も近いと思えるのはテーマパークだね。役者たちが自分にできる最善のものを発揮できるように、ある状況下を与えて、お膳立てをしたにすぎないんだ。ひとの感情や心の様を描いて、それらを他のひとに伝えようと努めた、人間についての映画ではないんだ。

…とのことで、「アベンジャーズ : エンドゲーム」(2019年)のクライマックスのロバート・ダウニー Jr. のファイナル指パッチンも、言わばテーマパークのアトラクションのように、あらかじめ盛り上がる状況を設定して、お膳立てした、まがい物の三文芝居でしかない…とでも言いたいかのようなスコセッシ監督の発言ですが…、


ちょっと待った!!、映画を観ないで、評価をすることが許されるの?!と、眉をひそめてしまったらしいジェームズ・ガン監督が…、

現役の映画監督の中では、マーティン・スコセッシ監督は、ぼくにとって、5本の指に入るお気に入りなんだ。

…と、まずは名匠を讃える前置きをしたうえで…、


人びとが「最後の誘惑」を観ることなく、ボイコットの抗議活動を起こしたことに、ぼくは怒ってしまったんだけれど、それと同様にマーティン・スコセッシ監督が、ぼくの映画を観ることなく、判断をしてしまったことが、とても残念だし、悲しいと思う。

…と、物議を醸したマーティン・スコセッシ監督の代表作(1988年)を持ち出し、名匠の同監督ともあろう人が、映画を観ずに評価をするというのは、いかがなものか…?!と斬り返したところ…、


「最後の誘惑」に対して、ボイコットの抗議が生じたのは、ウィレム・デフォーが演じた神さまのキリストの描き方をめぐっての宗教的な問題であったことから誤解を招いてしまい、同映画が神を冒とくしたとするキリスト教の狂信者らと、スコセッシ監督とを同じ盲目的な人物と見なしたかのような発言として、受けとめられ、あろうことか、ガン監督がバッシングを食らうはめになってしまいました…!!、そのように思いがけず、自分のほうが批判に晒されてしまったガン監督は、宗教とは無関係と一線を引くために…、


「最後の誘惑」のボイコットを訴えた抗議活動者たちに対して、ぼくが腹を立てたのは、彼らが同映画を冒とく的だと思ったことや、抗議活動そのものではないんだ。彼らには、そのように考えて振る舞う権利があるんだ。ぼくがイラッときたのは、そのように抗議をした人たちの 99% は、映画を観ていなかったということなんだ。

宗教をテーマとして、ひんぱんに採りあげる一方で、ギャング映画の傑作をモノにしているスコセッシ監督ですから、単に代表作をあげるのであれば、「グッドフェローズ」(1990年)や「カジノ」(1995年)などを持ち出すこともできますが、問題は「映画を観ないで評価をするのは、いかがなものか?!」ですから、そうすると映画を観ていない狂信者たちが否定をした「最後の誘惑」をあげるしかないのは仕方がありません。


よって、ガン監督が「最後の誘惑」を持ち出したのは、それ以外の選択肢はなかった…とも言えそうなのですが、SNS では容易に他人の言葉尻をとらえて、故意にバッシングを始めたり、また、実際のところは何を言いたいのか?!という文脈を汲み取ることができず、誤解をしてしまう人たちが少なくありませんから、そうした SNS のおかげで、いったんはマーベル・シネマティック・ユニバースから解雇の処分まで食らってしまったガン監督は、もしかすると自重して、沈黙をしておく方がよかったのかもしれません。しかしながら…、


クロエ・モレッツちゃんを主演女優に起用して、過去の映画への想いを託した「ヒューゴ」(2011年)を作るなどした名匠マーティン・スコセッシ監督は、とりわけ映画愛に満ち満ちている人だと尊敬を集めていただけに、その同監督があろうことか、特定のジャンルの映画を観ずに丸ごとダメ出しをするというのは、ちょっと信じられない発言のように思えなくもありません。


マーティン・スコセッシ監督と同様に、やはり、こだわりの映画の作り手であるテリー・ギリアム監督は、コミックヒーロー映画はどれも同じ内容…と批判をしながらも、「アベンジャーズ : インフィニティ・ウォー」(2018年)は傑作として認めて、参りました!!の白旗をあげていますが…、

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果たして、マーベル・シネマティック・ユニバースとは、マーティン・スコセッシ監督が言うように、観るに値しない代物なのか?!、マーベル・ファンのみなさんはどのように思われたでしょう…?!

Photo Credit: © Disney / Marvel Studios. All Rights Reserved.


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