Box Office : 10月4日～6日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第1位

ホアキン・フェニックス主演「ジョーカー」が、10月公開映画史上最高新記録を叩き出す封切り特大ヒット ! !、「ヴェノム」を超えたどころか、今夏のマーベル大ヒット作「スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム」すらをも上まわった驚きの大動員 ! !

第1位 (初) 「ジョーカー」(7,000万ドル)

$93,500,000−(4,374館/$21,376)−$93,500,000

Digital Spot : Joker

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Joker Movieさん(@jokermovie)がシェアした投稿 - 2019年10月月5日午前11時15分PDT

★RT の評論家の支持率 69 % / Metacritic スコア 58 / 出口調査の CinemaScore B+

映画館は危険だから、映画館で映画を観てはいけない…という新しい「常識」を世間に植えつけ、映画は配信を通じて、自宅で観るものへ…という流れの発端になったとも言えなくないバットマン・シューティング事件（2012年7月20日発生）の再現が危ぶまれたことから…、

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ニューヨークやロサンゼルスでは、まさかのジョーカーの出現に備えて、映画館に警官隊が配置されるなどもした物々しい雰囲気の中で封切られたホアキン・フェニックス主演の「ジョーカー」の週末3日間の売り上げのオープニング成績が、実に大台の1億ドル間近の9,350万ドルに達する特大ヒットだった満員御礼を、製作・配給のワーナー・ブラザースが発表してくれました…！！

ホアキン・フェニックスにとっては、もう約17年も前の2002年の夏に封切られた M・ナイト・シャマラン監督の傑作「サインズ」＝約6,011万ドル（3,264館）を超える新たな自己ベストのオープニング・ヒットを記録したことになる「ジョーカー」が売り上げた約9,350万ドルという金額は…、

トム・ハーディ主演の「ヴェノム」が、昨2018年同時期に記録した10月公開映画史上最大の封切りヒットの約8,026万ドル（4,250館）を大きく超えて、新たに10月の封切り王者の頂点に君臨したばかりか、見出しのように今夏のマーベル・シネマティック・ユニバースの大ヒット作「スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム」（2019年）の封切り成績＝約9,258万ドル（4,634館）すらをも上まわったバットマンの悪役は、あろうことか、DC コミックスのヒーロー大集合映画「ジャスティス・リーグ」（2017年）の同成績＝約9,384万ドル（4,051館）にまで迫っていることになります！！

よって、DC コミックスを代表するヒーローのバットマン、スーパーマン、ワンダーウーマンのトリニティの面目丸つぶれのような「ジョーカー」の大ヒットですが、しかし、封切りのスクリーンの数においても、トッド・フィリップス監督のヴェネツィア映画祭グランプリ受賞作は、10月公開映画史上最大の拡大公開の新記録＝4,374館となっていますから、あらためて、4,250館での封切りだった「ヴェノム」と1館あたりの売り上げを比較してみると…、

エディ・ブロックが約1万8,884ドルだったのに対して、アーサー・フレックは2万ドルを超えた約2万1,376ドルですから、ヴェノムはジョーカーに完敗をしたことになりますが、4,051館でのオープニングだった「ジャスティス・リーグ」の平均売り上げは約2万3,165ドルでしたから、実は必ずしも、トリニティの面目は丸つぶれではなかったかもしれません。

トッド・フィリップス監督にとっては代表作の二日酔いトリロジーの「ザ・ハングオーバー 2」（2011年）が叩き出したオープニング・ヒットの約8,595万ドル（3,615館）を超える自己ベストの更新となり、共演者の名優ロバート・デ・ニーロとしては、声優をつとめたアニメ映画の「シャーク・テイル」（2004年）＝約4,760万ドル（4,016館）を除けば、2004年公開のコメディ映画の続編「ミート・ザ・フォッカーズ」＝約4,612万ドル（3,518館）以来となる自己ベストの封切り成績を記録したことになる「ジョーカー」ですが、しかし…、

同じく共演者のザスィー・ビーツにとっては、彼女の自己ベストの封切り成績である「デッドプール 2」（2018年）の記録＝約1億2,551万ドル（4,349館）には、まるで及ばなかった結果となっています。

その他には昨2018年に「ハロウィン」が記録した10月公開映画史上最高の初日の売り上げの約3,308万ドル（3,928 館）を超えて、約3,970万ドルを稼いだ新記録も達成している「ジョーカー」は、やはり、「ヴェノム」が記録した10月公開映画史上最高の前夜祭興行の売り上げ＝約1,000万ドルを超えて、新記録の約1,330万ドルを叩き出していますが…、

「デッドプール」（2016年）の同記録＝約1,270万ドルは上まわったものの、「デッドプール 2」の前夜祭の売り上げ＝約1,860万ドルに対しては、完敗となっていますから、やっぱり、ザスィー・ビーツにとっては、2番めの大ヒット作にしか過ぎないということになりそうな「ジョーカー」の出足から予想される国内での最終的な売り上げは…、

約2億6,000万ドル前後になるだろう…と憶測されています。となれば、「キャプテン・アメリカ : ザ・ウィンター・ソルジャー」（2014年）＝約2億5,977万ドルや、「アメイジング・スパイダーマン」（2012年）＝約2億6,203万ドルあたりと同じぐらいの規模のヒット作か…ということになるため、約3億2,510万ドルを荒稼ぎした悪役特攻部隊の「スーサイド・スクワッド」（2016年）のジョーカーのジャレッド・レトとしては、単独主演ではなかったものの、自分のジョーカーの方がヒットした！！と言えることができそうかもしれません…？！

なお、世界の73の地域で同時に封切られた「ジョーカー」は、諸外国の売り上げのトータルが約1億4,050万ドルだそうですから、そこに北米のオープニング成績を追加した金額は約2億3,400万ドルということになり、やはり、「ヴェノム」の記録＝約2億740万ドルを上まわっています…！！