Run : 車椅子のわたしの面倒を一生懸命に看てくれる愛情深いお母さんは本当は誰なのか ? !、「サーチング」の監督が現実に車椅子の新人女優を大抜擢して、母の愛の狂気を描いたサイコなホラー・スリラーの母の日プレゼント「ラン」の予告編を初公開 ! !

母の愛は海より深し…などと言いますが、あまりにも深すぎると溺愛となり、子どもは独立することができず、溺死をしてしまうかもしれません？！

…と、そんなお母さんの溺愛ぶりをホラーとして描いたミステリ・スリラーの話題作「ラン」の予告編を、製作・配給のライオンズゲートが初公開してくれました！！

Trailer : Run

演技達者の俳優が難病の患者や障害を持つ人物の役を巧みに演じて、名高い演技賞を受賞するのを眺めて、ハイハイ、確かにあなたは普通の人よりも、あちこちの筋肉を自分の意のままの自在に動かすことができるんですね…、相当に筋トレしたのはわかりますが、でも、本当に演じるべきは、その人物の心模様の内面なのでは…？！

…などと、現実に病いに苦しんでいる人や障害者をネタにして、自分の演技力を誇示するのはいかがなものか…？！と眉をひそめていた映画ファンの方にとっては…、

障害者に成り切った演技を売りの見世物にするのではなく、あくまでも、過保護過ぎる母親に疑問を抱くも、そこから逃れる術がない切羽詰まった娘クロエというキャラクターの人物像にこそ迫るべきだ…とでもいった正面切った取り組みから、現実に車椅子を使って、アイビー・リーグの名門コロンビア大学に通い、文芸を学びながら、小説家を志しつつも、演技の勉強も始めてみたばかりの愛らしい女子大生キエラ・アレンちゃんをいきなり主演女優に大抜擢したのは正解！！

…と、パソコンやスマホのディスプレイ上で物語が展開したスリラー映画の異色の傑作「サーチング」（2018年）のアニーシュ・チャガンティ監督と相棒の脚本家セヴ・オハニアンがまたしても…、

大胆な映画作りに挑戦してくれたかもしれない！！と期待をせずにはいられない「ラン」のお話は、予告編を観れば一目瞭然なので、もはや説明の必要はないと察しますが…、

「オーシャンズ 8」（2019年）や、M・ナイト・シャマラン監督の「グラス」（2019年）などで活躍し、絶好調のサラ・ポールソンが、どうやら怪演してくれたらしい過保護な母ダイアンは、いったい、何者なのか…？！、母に感謝しつつも、その溺愛ぶりを束縛のように感じ始めた娘のクロエは、母のダイアンが過去に公的な手続きをとって、なぜか？！、名前を変えていたらしいことを知るや、ふたりきりの母娘の間には何かの秘密が隠されているのでは…？！と疑問を抱いて、行動を起こすようですが…、

難病モノめいた青春恋愛映画の佳作「エブリスィング、エブリスィング」（2017年）に相通じるようなテーマをはらんでいるのかもしれない「ラン」は、いったい、どんなオチの結末を隠し持っているのか…？！

当初の予定では先月1月の閑散期に封切りのはずだったのが、5月10日の母の日の日曜日に家族でお楽しみ頂ける母の愛の映画ですよ！！とばかりに…、

Photo Credit: © Lionsgate. All Rights Reserved.

書き入れ時のサマーシーズンの5月8日（金）全米公開！！に格上げしたライオンズゲートの自信に満ちた判断からすると、アニーシュ・チャガンティ監督が、やっぱり、またやってくれたのかもしれませんね！！、乞うご期待の「ラン」です！！