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Box Office : パンデミックに見舞われた昨2020年の全米映画興行の年間総売り上げは、「アベンジャーズ : エンドゲーム」のたった1本の映画の記録すら超えられない全滅に近い歴史的な大暴落 ! !

マスク着用を拒んでる非科学的な人たちがワクチンを接種するわけもなく、アメリカのパンデミックの終息は世界各国よりも遅れそうだ…


…という残念な現状を踏まえると、果たして、この新年にどれだけ盛り返すことができるのか?!、けして楽観視はできませんが、政府や自治体が要請した感染封じ込めの対策のひとつとして、昨春の3月から多くの映画館が休業の閉鎖を求められ、年をまたいだお正月の現在も約6割以上のスクリーンが何も上映していないアメリカの昨2020年の映画興行成績の総売り上げが約23億ドルだった…


…と推定されたことから、さらに前年の2019年の超特大ヒット作だったマーベルのコミックヒーロー大集合映画の総決算「アベンジャーズ: エンドゲーム」が全世界で売り上げた約27億9,780万ドルを下まわる惨たんたる結果だったらしいことを、THR がレポートしてくれました…。

映画館のスクリーンの数や鑑賞券の単価、また通貨の価値も変動するため、過去の実績と一概に比較するのは難しい映画の興行成績ですが、それでも少なくとも過去の40年間において、最も最低の大暴落だったことは間違いない昨2020年の年間ランキング第1位の大ヒットは…、

ウィル・スミスとマーティン・ローレンスのコンビが帰ってきた「バッド・ボーイズ・フォー・ライフ」が売り上げた約2億442万ドル、第2位は「1917」の約1億5,923万ドル、第3位は「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」の約1億4,607万ドルであり、そのあとには「ジュマンジ」や「スター・ウォーズ」といった2019年末公開の映画が続いていますから…、


つまり、感染拡大が大騒ぎになるより前の1月から2月にかけて封切られた作品が Top 3 を占めた結果からしても、アメリカの映画興行は閉鎖が始まった前述の昨春3月から実質的に止まっているのは明らか…と見てとることができます。



また、ウイルス発祥の地であるかのように罵られたものの、イチ早く感染封じ込めに成功して、映画興行も息を吹き返していった中国発の日本の侵略に立ち向かった歴史を題材にした大作「八佰(ジ・エイト・ハンドレッド)」が昨2020年に全世界の映画館で約4億4,000万ドルを稼いだのに対し、アメリカ国内では年間第1位「バッド・ボーイズ・フォー・ライフ」の全世界トータルの興行成績の売り上げは約4億2,429万ドルだったことから、ついにハリウッドは映画大国のお株を中国に奪われてしまいました…。さらに加えて…、

Trailer : The Eight Hundred


アメリカが一昨年の2019年に国内で売り上げた約114億ドルから前述の大暴落の約23億ドルにまで低迷したのと同様に、中国も2019年の国内の実績の約90億ドルから約7割減の推定27億ドルにまで転落したそうですが、しかし、それでもアメリカよりも約4億ドルを多く稼いだことから、まさに今や実質共に中国こそがアメリカを抜いて、文字通り世界最大の映画市場にのし上がっています…!!とは言え…、


2019年の約425億ドルから約72%減の約115億ドルにまで転落した全世界の映画興行成績の総額は、ディズニーが2019年に売り上げた約132億ドルにすら達していない…と、つまり、昨2020年のアメリカの映画興行成績は「アベンジャーズ : エンドゲーム」のたった1本の映画にすら負けてしまい、昨2020年の全世界総額の映画興行成績は前年のディズニー映画たった1社の売り上げにすら敵わなかったという極めて異例の前代未聞のあり得ない状況だったわけですから、パンデミック禍の実績はあくまでも特殊なものとして、受けとめておくほうがよさそうですね…。



果たして、新年2021年に映画館は復活して、かつての活気を取り戻すのか?!は何とも言えませんが、いまの時点では配信の市場はまだ、昔ながらの興行にとって代われるほど熟してはいないようですから、映画界としては、観客が戻ってこなければ、どうしようもない事態におちいるため、とにもかくにも、今年は是が非でも、どうにかするしかない正念場の年になりそうです…。


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