Header Ads

Black Widow 3rd Highest domestic opening Origin story :「ブラック・ウィドウ」の動員が失速したディズニーが、Disney+ の配信をあわせた北米での封切り成績が、いきなり大台の1億ドル突破のデビューを達成 ! ! と発表 !!、単独のヒーローの始まりの物語としては、「スパイダーマン : ホームカミング」を超えた大ヒット ! ! って、本当ですか… ? !

映画の封切り成績として、配信サービスの売り上げの金額が公けにされるのは史上初めて!!に記録される驚きの出来事!!


…ですが、ケイト・ショートランド監督がメガホンをとり、スカーレット・ジョハンソンフローレンス・ピューがダブル主演したマーベル・シネマティック・ユニバース第24作めにあたる「ブラック・ウィドウ」の世界トータルの封切り成績の総売り上げが約2億1,500万ドルを超える大ヒット!!だったばかりか…、


シネマティック・ユニバースが単独のヒーローの始まりの物語を描いた映画の国内の封切り成績としては、故チャドウィック・ボーズマン主演「ブラック・パンサー」が、2018年春に叩き出したマーベル史上 4番めの巨額オープニング成績の約2億200万ドル(4,020館)と、ブリー主演の「キャプテン・マーベル」(2019年)が記録した約1億5,343万ドル(4,310館)に次ぐ、3番めに位置づけられる大ヒットだった!!ということは…、

トム・ホランド主演「スパイダーマン」第1作め「ホームカミング」が、アイアンマンのロバート・ダウニー Jr. の助っ人参戦を得て、2017年の夏に飛ばした大ヒットの封切りデビューの記録=約1億1,702万ドル(4,348 館)を超えたことになるため、トムと同じく英国出身のフローレンス・ピューの新しいブラック・ウィドウのエレーナはスパイダーマンとのクモ同士対決に勝利したことになりますが、ただし、以上の数字はあくまでも…、

ディズニーのメディア・アンド・エンタテインメント配給部門の代表カリーム・ダニエル氏と、コンテンツ部門の代表アラン・バーグマン氏ら重役たちが発表した同社配信サービス Disney+ のプレミア・アクセス=29.99ドルが全世界で稼いだとされる配信の封切り成績の約6,000万ドルを含めた金額の発表ですから…、

その第三者にとっては確認の裏付けをとる術がないので、発表を鵜呑みするしかない数字の約6,000万ドルを除いて、映画館だけでの売り上げの従来の興行成績のみに着目すると…、



スカーレット・ジョハンソンにとって、マーベル卒業の最後の出演作の最終章になる見込みと同時に、フローレンス・ピューにとっては、マーベル・デビューの最初の出演作の始まりの物語だった「ブラック・ウィドウ」の国内での週末3日間の売り上げのオープニング成績は約8,000万ドル(4,160館)ですから…、


「スパイダーマン : ホームカミング」に勝利してはいませんし、ベネディクト・カンバーバッチの魔法使いのヒーローが誕生した「ドクター・ストレンジ」(2016年)の封切り成績の約8,506万ドル(3,882館)と、雷神ヘムジーが初登場した「ソー」(2011年)の同成績=約6,572万ドル(3,955館)との間に位置づけられることになり…、



昨日お伝えした驚きの大ヒットの初日売り上げ=約3,950万ドルから予想された8,900万ドル前後から1億ドルに近い金額を稼ぐのでは?!の期待に応じられず、客足は思ったほど、伸びなかったことになります…。そのガッカリの内訳としては…、

初日の金曜日(7月9日)の大ヒットの約3,950万ドルに対し、翌土曜日の10日には約2,330万ドルしか稼ぐことができず、売り上げがいきなり約4割も急落した「ブラック・ウィドウ」は、初日と2日めとの間の落差の集客減が「キャプテン・マーベル」が約−14%だったのに対して、3倍近いマイナスの落ち込みになっていますし、わずか約−3.7%だった「ドクター・ストレンジ」と比べれば、10倍以上も観客が減ったのか…という驚きの失速になってしまっているどころか…、

「ワイルド・スピード 9」の約−25%減と比べても、「ブラック・ウィドウ」の観客の減り方はひどい…と、映画館の経営者の側は頭を抱え込んでしまう事態となっています…。よって、こうした興行成績のレポートをフツーに伝えられたのでは、まるで「ブラック・ウィドウ」が興行的に不発の不人気な映画のような印象を与えてしまいかねず、会社の株価が値下がりしてしまうじゃないか…

…という困った状況を鑑みて、ディズニーは「ムーラン」(2020年)では明らかにしなかった Disney+ からの売り上げを具体的な金額として、映画史上初の配信の世界トータルの封切り成績=約6,000万ドルを発表することにしたのか…といった裏事情が透かし見えた感がしないでもありませんが…、


映画館の側としては、とにもかくにも、マーベルのコミックヒーロー映画を大きなスクリーンで観たい!!と熱望のファンたちこそ真っ先に詰めかけたものの、感染のリスクも含めて、混雑を避けようと思ったのかもしれない一般の観客たちは Disney+ の配信での鑑賞を選んだのか…と推測される2日めからの集客減は…

映画興行の将来に暗い影が落とされたように受けとめられますし、同じ映画をくり返し観て、もっと詳細を知りたい!!と希望するリピーターも、2回めからの鑑賞は文字通り何度でも観られる配信を選ぶ可能性が高いでしょうから、「ブラック・ウィドウ」が観客を集められる興行の寿命は短く、これまでのマーベルのような大ヒットにはならないだろう…

…とすると、果たして、Disney+ のプレミア・アクセスからの売り上げはディズニーにとって、本当に利益になるものなのか…?!、従来の古典的な映画ビジネスのセオリーに則って、観客が来なくなるまで映画館で上映し、チケット代を稼いだあとに、本来は二次市場の配信に移るパターンのほうが、映画の価値が長期に持続されるのでは…?!という疑問が、映画ビジネスの新たなスタイルと思われてきた封切りと同時配信のハイブリッド・リリースに対して、投げかけられるかもしれません…。

なお、「ブラック・ウィドウ」の諸外国での売り上げは約7,880万ドルですから、そこに国内の興行成績の約8,000万ドルを追加した世界総額の封切り成績は約1億5,880万ドルになりますが、そこへさらに Disney+ の配信の売り上げ=約6,000万ドルを追加し、ディズニーとしては冒頭のように全世界トータルの封切り成績は約2億1,500万ドル以上の大ヒット!!という発表となっています。といった商売の話はさておき…、

Photo Credit: © Disney / Marvel Studios. All Rights Reserved.

単に映画を楽しみたい観客の映画ファンが「ブラック・ウィドウ」を観るにあたり、映画館と配信のどちらの方がよいのか?!と言うと、ぼくビリーとしては、いわゆる夏休み映画のサマームービーとして、圧倒的に映画館の大きなスクリーンで観たい娯楽作にして、良作ではないかとお薦め致します…!!


Powered by Blogger.