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Black Widow beats Spider-Man on Opening day Box Office : ディズニー・マーベルのコミックヒーロー映画が映画館に帰ってきた復活の第1弾「ブラック・ウィドウ」の全米公開初日の売り上げが、パンデミック前公開のトム主演「スパイダーマン」第2作め「ファー・フロム・ホーム」の初日成績を超えた大ヒット ! !

まず大前提として、感染のパンデミックは完全には終わっておらず、北米の市場の一部地域では…


変異体のデルタのまん延を受けて、映画館の扉が閉ざされていること。雪の女王ではなく、夏の暴風雨の女王のエルサが猛威を振るい、ニューヨークは洪水状態だけに東海岸の市場に大きな被害を与えていること。そして、映画館で封切りと同時に Disney+ での有料のプレミア・アクセスの配信がスタートしたこと。


…という「ブラック・ウィドウ」のオープニング興行の動員に影響を与えている 3つの条件をアタマに入れておいてほしいのですが…、


北米で昨日の金曜日の7月9日の封切り初日の興行を終えたケイト・ショートランド監督の傑作の売り上げが、実に約3,950万ドル(4,160館)の大きな金額だったことから…、


コロナと言えば、夏はビールだ!!の言葉がかえってきた一昨年の2019年夏に封切られたトム・ホランド主演の「スパイダーマン」の第2作め「ファー・フロム・ホーム」の初日成績=約3,926万ドル(4,634館)を超えてしまいました…!!と書けば…

トムとトムのファンの方としては、ちょっと待ってください!!、こっちの初日は週末の金曜日ではなく、火曜日だったんですよ!!と反論したいかもしれませんが、7月2日の火曜日は7月4日の独立記念日に向けて、連休に突入し始めるタイミングですから、ふだんの平日の火曜日とは違うこと。1館あたりの平均値として、約8,471ドルを稼いだ「ホーム 2」は、スクリーンの数が4,634館の全米ウルトラ拡大公開だった…

…のに対して、それよりも少ない 4,160館のスクリーン数の「ブラック・ウィドウ」の単館の売り上げは1万ドルに迫った約9,495ドルなので、ナターシャとエレーナのシスターズの方が明らかに観客を集めていますから、冒頭の3つの条件を思い出してもらうと、ブラック・ウィドウたちがスパイダーマンに勝った!!と言って、何ら差し支えはないのでは…?!


そのように悪条件を背負いながらも、パンデミックと無縁だったスパイダーマンを倒したナットとエレーナは、現地おとつい木曜日の7月8日の午後5時にスタートした前夜祭興行の売り上げが約1,320万ドルだったことから、“ ファミリーの絆 ” の全く同じテーマを掲げて、男兄弟の衝突と和解、つまり単に兄弟ゲンカを描いた「ワイルド・スピード 9」の前夜祭興行の売り上げ=約710万ドルを圧倒的に上まわっています!!

なので、やはり、今夏最大の話題作は「ブラック・ウィドウ」に他ならず、デルタもエルサも蹴散らすマーベル・シネマティック・ユニバースのブランドの集客力の凄まじさには、あらためて、ビックリ仰天!!と言うしかありません…!!



また、人気のアニヤ・テイラー=ジョイが出演していた M・ナイト・シャマラン監督の異色ヒーロー映画のトリロジー最終章「グラス」が、やはり、パンデミック以前の一昨年の2019年1月の全米公開で売り上げたオープニング成績は約4,033万ドル(3,841館)でしたから、ケイト・ショートランド監督はシャマラン監督が週末の3日間をかけて集めた金額に、たったの1日だけで迫ったのか…!!という比較になりますが…、

全米映画興行の2大市場の東西海岸のうち、東側はディズニーにとっては皮肉な命名がされた暴風雨の女王のエルサに襲われたことを踏まえると、外出不可の人たちが映画館ではなく、Disney+ での鑑賞を選んだのは間違いありませんから、いったい、同配信サービスはどれだけの金額を集めたのか…?!、その計り知れない数字も含めると本当に映画復活の値千金の大ヒットの「ブラック・ウィドウ」ですが、ただし…


週末3日間の稼ぎのオープニング成績としては残念ながら、いきなり大台の1億ドル突破は果たせず、それを目前とする8,900万ドル前後の数字が予想されています。よって…、



約9,258万ドルのオープニング成績だった「スパイダーマン : ファー・フロム・ホーム」に逆転負けを喫しそうなものの、同じく単独のヒーローの主演作だった「ドクター・ストレンジ」(2016年)の封切り成績の約8,506万ドル(3,882館)や、エレーナの少女時代を演じた名子役のヴァイオレット・マクグロウちゃんのお姉ちゃんのマデリーン・マクグロウちゃんが、ワスプのエヴァンジェリン・リリーの少女時代の役だった「アントマン・アンド・ザ・ワスプ」(2018年)の同成績の約7,581万ドル(4,206館)は超えるかもしれません…!!

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とにもかくにも、ディズニー・マーベルのコミックヒーロー映画が大ヒット!!の映画界の当たり前の以前の日常が戻ってきて、本当によかった…と、ひと安心ですが、スカーレット・ジョハンソンのナターシャとフローレンス・ピューのエレーナのブラック・ウィドウたちは実際のところ、どれだけの封切り成績を叩きだすのか?!、明日の全米映画ボックスオフィスTOP5をお楽しみに…!!


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