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'The Northman' and 'The Unbearable Weight of Massive Talent' not good start at Box Office 💰 ロバート・エガース監督の単館系小品タイプのバイキングの復讐劇に、あえて高額の製作費を費やした「ザ・ノースマン」が絶賛を博すも、観客ウケは今ひとつの一方、ニコラス・ケイジがニコラス・ケイジ役を演じたパロディのアクション・コメディは不発ながら、観客には好評 ! !

マッドマックス」の前作「フューリー・ロード」が、単にアクション映画の娯楽作ではなく…、


ヨーロッパでは現代アートの芸術と見なされた高い評価に大いに貢献したのは、アカデミー賞の最優秀衣装デザイン賞に選ばれた栄冠からしても間違いのないデザイナーのジェニー・ビーヴァンによれば…、



フリオーサなんだから、シャーリーズ・セロンと同様に自分もバリカンで丸刈りの坊主頭になるべきだ!!の訴えに対して、「マッドマックス」の創り手のジョージ・ミラー監督が「ノー」と答え、ヤング・フリオーサは坊主頭じゃない!!と拒否したことから、バリカンすべきか否か?!の坊主問題(苦笑)を監督相手に議論しているらしい…


ATJ が一躍、本格演技派女優として、映画ファンから愛されることになったホラー映画「ザ・ウィッチ」(2015年)のロバート・エガース監督と再び組んで、アレクサンダー・スカルスガルド(「ザ・イースト」2013年)を主演に迎え、北欧デンマークのバイキングの武勇伝を題材に採りあげた…

ザ・ノースマン」(9,000万ドル)

$12,000,000−(3,234館/$3,711)−$12,000,000


RT の評論家の支持率 89 % / Metacritic スコア 83 / 出口調査の CinemaScore B

…は、やはり高い評価を博したサイコ・スリラーの白黒映画「ザ・ライトハウス」(2019年)でも際立った作家性を発揮したロバート・エガース監督の作品だけに、商業性に重きを置いて、大衆ウケを目指したりはしないわけですから、いわゆるシネマ・スペシャリテ、つまり、ミニシアター向け小品として、できるだけ安価の製作費で仕上げて、リスクを回避するのがフツーですが、そのインディーズな創り方では…、

現在から約1,127年も昔の遠い過去のアイスランドの世界観を史実に忠実に再現するのが困難となり、ロバート・エガース監督のヴィジョンを存分に描き出すことはできないため、製作・配給のユニバーサル映画とリージェンシーが、あろうことかブロックバスター級の1億ドルが目前の…



約9,000万ドルもの巨額を投じるギャンブルに打って出た「ザ・ノースマン」でしたが、注目の封切り成績の約1,200万ドルは、その高額の製作費に対しては心もとないスタートでした…。しかしながら、「ザ・ライトハウス」の全世界総額の興行成績が、わずかに約1,832万ドルだった実績を振り返ると、ロバート・エガース監督のシネマ・スペシャリテとしては、大ヒットの好発進?!と見なせなくもありません…?!


いずれにしろ、そもそも濡れ手に粟の商売を目指していないシネマ・スペシャリテは、くり返し鑑賞できる映画のクォリティの高さを強みとして、長い年月をかけて、製作費を回収していくものですから、そういう意味においては、「ザ・ノースマン」のバイオレンス・アクションを描くのに多額を費やし、完成度を高めることに努めた製作者らの考えは、けして間違っておらず…、

アニヤ・テイラー=ジョイのアイドル人気が、これから冒頭でふれた「マッドマックス」によって、さらに高まる期待もありますから、この「ザ・ノースマン」も「フリオーサ」とあわせ観られる機会が増えるのではないでしょうか…!!、それに並行世界のご時世ですから、ミュータントのマジックが、マーベル・シネマティック・ユニバースに登場しないとも限りませんね…!!

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ザック・エフロンが、マイケル・B・ジョーダン、マイルズ・テラーらと共演し、イモージェン・プーツがヒロインだったロマコメ「ザット・アークワード・モーメント」(2014年)から約8年ぶりに、トム・ゴーミカン監督がメガホンをとった…


$7,175,000−(3,036館/$2,363)−$7,175,000


RT の評論家の支持率 89 % / Metacritic スコア 67 / 出口調査の CinemaScore B+

アクション・コメディ「ジ・アンベラブル・ウェイト・オブ・マッシブ・タレント」は、主人公の公私ともに行き詰まった落ち目の映画スター、ニコラス・ケイジ役に、その架空のニコラス・ケイジとは似て非なるニコラス・ケイジを起用して…、

ニコラス・ケイジが演じるニコラス・ケイジが高額の謝礼を目当てに、自分の大ファンの億万長者のハビ=ペドロ・パスカル(「ザ・マンダロリアン」シリーズ)のバースデー・パーティに出席するのを受け入れ、ハビの豪邸に滞在することになるのですが…、

ティファニー・ハディッシュ(「ガールズ・トリップ」2017年)と、アイク・バリンホルツ(「ネイバーズ」シリーズ)のお笑いコンビが演じる CIA のエージェントたちが、ニコラス・ケイジの前に現われて、ハビの素顔は悪の武器商人であり、女性を誘拐している…!!と恐ろしい疑惑を言われたことから…、

CIA の捜査に協力するニコラス・ケイジだったが、思いがけず意気投合し、友情すら芽生え始めていた自分の大ファンのハビを裏切ることに罪悪感を抱いてしまう…といった展開から騒動へと雪崩れ込む様の虚実を曖昧に描いたパロディのスタイルが、フェイクニュースの時代にマッチ?!して…、


先月3月半ばに開催されたサウス・バイ・サウスウエスト映画祭のプレミア上映で大ウケし、話題になっていた長い題名の映画でしたが、残念ながら、いざ全米公開のオープニング成績は振るわず、1,000万ドルを切った約716万ドルしか稼ぐことができませんでした…。しかしながら…、



出口調査では、ひとまず満足の “ B+ ” のスコアを得られていますし、製作費は控えめの約3,000万ドルですから、今後の諸外国での売り上げを含めた最終的な数字が、沈没の赤字におちいることはないのでは…?!

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