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Cleopatra :「ブレードランナー 2049」のデニス・ヴィルヌーヴ監督に、ソニピが難産の「クレオパトラ」の監督就任を打診 ! !



ブレードランナー 2049」が、前作に勝るとも劣らぬ傑作!!と大絶賛のデニス・ヴィルヌーヴ監督が、古代エジプトの美女を描くかも…?!


ピューリッツァー賞作家のノンフィクション・ライター、ステイシー・シフが、2010年11月に出版した「クレオパトラ : ア・ライフ」を映画化するプロジェクトを、原作出版前の2009年夏に着手するも、いまだに実現できていないソニーが、「ブレードランナー 2049」(10月6日全米公開)のデニス・ヴィルヌーヴ監督に、メガホンを打診したことを、業界メディア Deadline のマイク・フレミングがレポートしてくれました…!!


原作の邦訳本を出版する早川書房によれば…、

史上もっとも有名な女性クレオパトラ7世(紀元前69年~前30年)。数限りない小説や戯曲、絵画やコミックの題材となってきたこの女王の実像を、われわれはどのくらい知っているだろうか?、実は彼女はギリシア人の血を引いていた?、名高い美貌の実際は?、カエサル、アントニウスへの愛は本物だったのか?、プルタルコスからシェイクスピア、エリザベス・テイラーにいたる後世の虚飾にまみれ、彼女の真実の姿は、ほとんど顧みられることがなかった。

2000年の時をへて、評伝では右に出る者のないピュリッツァー賞作家が、誤解に満ちたオリエントの妖婦像を一新。たぐいまれな戦略家、かつタフな外交官であり、また愛情深い母として、強国ローマの権力者たちと対峙し、陰謀と戦乱渦巻く時代を駆け抜けた、稀代の女性の素顔を浮かび上がらせる。骨太かつ絢爛に展開する、壮大な歴史絵巻の一大傑作!

…とのことで、そもそもはアンジェリーナ・ジョリーを主人公のクレオパトラ役に据えて、ジェームズ・キャメロン監督にメガホンを託し、3D 映画の超大作に仕上げるはずが、同監督が「アバター」シリーズに専念することを選び、その後は、「ボーン」シリーズのポール・グリーングラス監督から、デヴィッド・フィンチャー監督、アン・リー監督といった後任の名前が浮上しては消えをしてきた「クレオパトラ」の映画化を、ソニーは諦めていなかったわけですが、企画をイチから練り直す新構想を含めて、デニス・ヴィルヌーヴ監督に依頼をしたそうですから、アンジーの名前は抹消されて、キャスティングも見直しがされるものと思われます。

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ただし、デニス・ヴィルヌーヴ監督は、「007」シリーズ第25作めの監督候補にあげられているほか、鬼才デヴィッド・リンチ監督のカルトなSF大作「デューン」(1984年)の故フランク・ハーバート著の原作を再映画化する中華レジェンダリーの企画も抱えていますから、即座に「クレオパトラ」の企画が前進を見せることはないのですが、マイク・フレミングは、同監督は次回作として、「デューン」を作りながら、陰謀と戦乱渦巻く時代について学んで、稀代の女性をどう映画で描くべきか?!の構想を練ることになるのではないかと考え、すでに再来年2019年秋の11月8日の全米公開まで決定している「007」の監督就任はないものと見なしています。

なお、ソニピは、同監督が昨2016年に封切った「アライヴァル」の諸外国での配給を手がけたのに続けて、「ブレードランナー 2049」の製作費も出資していますから、それらに引き続いてのコラボとして、「クレオパトラ」を打診したことになります。


それにしても現在では、実在か架空かを問わず有名な人物を映画に登場させる場合、その人物の本来の人種や、国籍にそった俳優を起用しなければ、すぐに差別だ!!と非難されてしまい、「攻殻機動隊」(2017年)のような哀れな結果を招いてしまいますから、古代エジプトの美女の役には当然、エジプト人の女優を起用しなければならないのでは?!と思われますが、そのキャスティングの問題も含めて、「クレオパトラ」の進展があることに期待しておきましょう…!!


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