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Crimes of the Future : 鬼才クローネンバーグ監督が名コンビのヴィゴ・モーテンセンを主演にして、禁断の人体の進化を描くらしい未来犯罪の SF 衝撃作「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」に、レア・セドゥとクリステン・スチュワートの共演が決定 ! !

私には「未来」について、まだやり終えていない未完の仕事があるんです…!!と、1999年公開の「イグジステンズ」以来となる…


約22年ぶりの SF 映画に取り組むわけを語ってくれたカナダ映画界の鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督の最新作「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」の撮影が、この夏8月にギリシャのアテネをロケ地としてスタートするクランクインが決まったことを、製作のセレンディピティ・ポイント・フィルムズと配給の Neon がプレス発表しました…!!


前述のジュード・ロウとジェニファー・ジェイソン・リーが共演の「イグジステンズ」のほかに、ホリー・ハンターとジェームズ・スペイダー共演のカルト作「クラッシュ」(1996年)、ヴィゴ・モーテンセンとナオミ・ワッツ共演の「イースタン・プロミス」(2007年)を製作したセレンディピティのプロデューサー、ロバート・ラントスにとっては、クローネンバーグ監督と組む4本めのコラボ作となる「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」は…、

前述の「イースタン・プロミス」のほかに、マリア・ベロ共演の「ア・ヒストリー・オブ・バイオレンス」(2005年)と、キーラ・ナイトレイと共演した「ア・デンジャラス・メソッド」(2011年)でも組んだ間柄のヴィゴ・モーテンセンにとっても、4本めのコラボ作となる近未来 SF 映画です…!!

デヴィッド・クローネンバーグ監督78歳はもう半世紀以上になる51年前の1970年に同名の SF 映画「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」を発表していることから、同監督のカルトな映画のファンの方は当然、その旧作をセルフ・リメイクするのか…?!と思われたはずですが…、

Crimes of the Future (1970)


韓国映画「パラサイト」(2019年)をオスカー最優秀作品賞受賞に導いた歴史的な大手柄を果たしたほか、同監督の息子のブランドン・クローネンバーグ監督の「ポゼッサー」(2020年)を手がけた実績もある Neon が、北米での配給権を取得した新しい「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」は…、



人類が科学技術を使って、人工的に進化するトランスヒューマニズムを受け入れた近未来が舞台。進化の無限の可能性を追求する者たちと、進化の禁断の領域に踏み込むことを取り締まる者たちが存在する世界観の中で、旧約聖書に登場するイスラエル最初の王サウルと同じ名前のパフォーマンス・アーティストのサウルは「加速進化シンドローム」によって、自分の体に本来はあり得ない臓器を作り出し、パートナーのカプリスと組んで、その奇妙な器官を取り除く見世物を披露することで、サブカル人気を集めたが、注目度が高まるにつれて、より過激の衝撃的なパフォーマンスをしなければらない…!!と追い詰められていく…!!


…といった次第で、医学的な要素や、人間の体が変態するクレイジーなあたりはクローネンバーグ監督ならではのカルトな作家性として、旧作の「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」と相通じているようですが、ストーリーの筋書きはかなり違っているように受けとめられます。


ヴィゴ・モーテンセンの共演者として、ヘッドラインで書いたようにボンドガールのレア・セドゥと、そのフランス映画界を代表する女優が受賞していないフランスのアカデミー賞にあたるセザール賞に選ばれてるだけに、フランス映画の演技派女優という言い方もできるクリステン・スチュワートのほか、「イグジステンズ」にも登場したドン・マッケラー、「アンダーワールド」シリーズで知られるスコット・スピードマンや、リヒ・コモフスキ(「ザ・バーグラー」2016年)らの出演が決まっているそうですから…、


レア・セドゥとクリステン・スチュワートのどちらかが、「気まぐれ」とか「気まま」といった意味の名前のカプリスの役を演じて、ヴィゴ・モーテンセンの相方をつとめるのかな?!と想像できそうですね!!


なお、配給の Neon は、北米での公開日を発表してませんから、いつリリースされるのか?!は何とも言えませんが、今夏撮影開始となれば、とりあえず、1年後の来年2022年の後半以降に披露されるものと期待しておいて、よいのでは…?!

近年はカメラの前に立つ俳優として、活躍のデヴィッド・クローネンバーグ監督にとっては、2014年に発表した「マップス・トゥ・ザ・スターズ 」以来の約7年ぶりに長編映画のメガホンをとる「クライムズ・オブ・ザ・フューチャー」の続報をお楽しみに…!!


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