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A Quiet Place 2 : 全米封切り直前の緊急公開中止が世界中の映画ファンに衝撃を与えて、映画中のモンスターよりも現実のウイルスの恐ろしさを知らしめたエミリー・ブラント主演の大ヒット映画の続編「ア・クワイエット・プレイス Part 2」が、最終版の新しい予告編をリリース ! !

昨2020年春の3月20日全米公開に向けて、その封切り目前の同月8日の日曜日に、ニューヨークでプレミア上映まで催したのに…


4日後の12日の木曜日、つまり全米公開まであと1週間の時点で緊急会議を開いたパラマウント映画が封切り中止の英断を下して発表したことから、今やめてしまったら、それまでに費やしてきた宣伝の費用も時間も何もかも無駄になってしまうじゃないか…、それでも封切りをやめるしかないほど、ウイルスは恐ろしいものなんだ…と、映画ファンがパンデミックの深刻さをあらためて思い知ることになった…

Final Trailer : A Quiet Place Part II


ア・クワイエット・プレイス Part 2」が、1年以上遅れの今月5月末の28日(金)の全米公開に向けて、最終版の新しい予告編と、2018年に大ヒットした前作から引き続き、メガホンをとると同時に出演もした…


ジョン・クラシンスキー監督と主演女優のエミリー・ブラントの夫妻が登場し、この映画は絶対に映画館で観てほしかった…!!という想いを語ってくれたプロモ・ビデオをあわせて、ご覧ください…!!

Featurette : The Wait Is Over


物音を聴いて襲ってくる恐ろしいエイリアンのクリーチャーの難から逃れるためにアボット家のみなさん=お母さんのエミリー・ブラントと3人の子どもたち、ミリセント・シモンズちゃんとノア・ジュペくんと、終末世界の禍中に産まれた赤ちゃんが悪戦苦闘する…!!という筋書きはシンプルなものですから…、

最終版の予告編は、前作で亡くなったパパ役のジョン・クラシンスキー監督が回想シーンに登場するほか、新たなキャストとして、チーム・ノーランのキリアン・マーフィ、「キャプテン・マーベル」(2019年)のジャイモン・フンスーらが加わったことを垣間観せつつ、スリリングなカットを断片的にたたみかけることで、物語の展開が予想しづらいように配慮しながら、期待を持たせるインパクトを狙ったものとなっていましたが…、



いったんは初秋の9月17日全米公開まで延期した封切りを前述の今月5月28日に前倒しをした「ア・クワイエット・プレイス Part 2」は、ワクチン普及の恩恵により北米の日常が以前の普通へと戻りつつあることから、興行アナリストの見方としては、3,000万ドル以上から5,000万ドル前後のオープニング成績を稼ぐのでは…?!と予想されています。

その予想にそって、仮りに最大値の5,000万ドル前後を売り上げたなら、前作の封切り成績は約5,020万ドルだっただけに、コロナと言えば、誰もがビールやクルマのブランドだと思っていた頃と同等の稼ぎとなるため、もはやパンデミックの影響はあまり見られないことになるかもしれません…?!となれば、1年以上もガマンして、公開を遅らせた価値はあったかのようですが、しかし…、


前作の人気の余波が残っていた昨2020年春の封切り前には、7,500万ドルから1億ドル超えのオープニング成績が予想されていましたから、前作と同等の数字を叩き出したとしても、本来であれば稼げたはずの金額の半分でしかないかもしれませんし、製作費が安価の2,000万ドル前後だった前作よりも続編は多くの金額を使ったのは間違いのないことや…、


パンデミックの禍中に映画市場が様変わりして、配信が台頭したことから、この「Part 2」も公開初日から45日めには Paramount+ から配信されることをもう、あらかじめ映画ファンが知っていることを踏まえると、約1月半を待って、映画館ではなく、自宅で観よう…という人たちも少なくはないでしょうから、最終的に2億ドルに近い巨額の約1億8,803万ドルを国内で売り上げた前作の実績には、まず及ばないのではないでしょうか…?!

そうした一切合切を含めると、やはり、公開直前の1週間前に封切り中止になったのは仕方がなかったとは言え、本当に痛い苦渋の選択だったことや、ウイルスによって、大きな変化を強いられた映画のビジネスへの影響が、あらためて、この「ア・クワイエット・プレイス Part 2」の成り行きと、さらに続編の第3作めは恐らく、配信映画になるのでは…?!といった見通しから理解されることになるかもしれません…?!




Photo Credit: © Paramount Pictures. All Rights Reserved.


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