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'Thor: Love and Thunder' made the Best Opening for the Franchise, but a bit of a Disappointment 💰「ソー」の第4作め「ラブ&サンダー」が雷神シリーズでは史上最大の記録破りの封切りヒットを叩き出すも、期待値を下まわり、マーベルのヒーロー映画としては、ガッカリめいた成績とも言える微妙なデビュー ! !

この夏の主役は伝説的な映画スターのベテランのトム・クルーズと演技経験ゼロの素人のイマンちゃん!!


…と、CIA は夏が始まる前から言い切っていましたが、その今のところマーベル史上の最高傑作に位置づけられようとしている配信シリーズ「ミズ・マーベル」の戦うオタク少女のヒロイン、イマンちゃんが…、



アベンジャーズの顔のひとりとして、パリのディズニーランドに新たに設けられたアベンジャーズ・キャンパスのお披露目に、キャプテン・マーベルのブリーとパリ在住のポムちゃんたちと一緒に登場!!が…、

ソー : ラブ&サンダー」(製作費 : 2億5,000万ドル)

$143,000,000−(4,375館/$32,686)−$143,000,000


RT の評論家の支持率 68 % / Metacritic スコア 57 / 出口調査の CinemaScore B+

ディズニー・マーベルのビジネスでは最も重要かもしれない話題の週末に封切られた雷神シリーズ第4作め「ソー : ラブ&サンダー」の週末3日間の封切り成績として、いきなり大台の1億ドルを突破した約1億4,300万ドルの巨額を、ディズニーが公表してくれました…!!、この約1億4,300万ドルの出足というのは…、


この第4作めと同じくタイカ・ワイティティ監督がメガホンをとり、もう約5年も前の2017年の秋に封切られた前作「ラグナロク」の封切り成績の約1億2,274万ドル(4,080館)を上まわったことで、雷神シリーズ史上最大の封切りヒット!!と言える記録破りの好成績であり…、

さらに前作の第2弾「ザ・ダーク・ワールド」(2013年)の封切り成績は、いきなりの1億ドル突破は無理の約8,574万ドル(3,841館)だったことや、もう約11年も前の作品になる第1作め(2011年)の封切り成績の約6,572万ドル(3,955館)と比べると、実に当初の2倍以上の規模の封切り大ヒットを叩き出せるほどまでに、雷神ソーの名前が周知されて、人気が不動のものになった感がありますから、長きに渡って雷神のヒーローを演じ続けてきたヘムジーの功績は讃えられて然るべき!!と言えそうなものの…、



シネマティック・ユニバースの劇場公開映画の前作にあたる「ドクター・ストレンジ 2」の「マルティバース・オブ・マッドネス」の封切り成績は、いきなり超大台の2億ドルにまで迫った約1億8,742万ドル(4,534館)でしたから、ホラー映画の達人のサム・ライミ監督にメガホンを託して、ホラー要素を増したことで、マーベル作品にとっては重要な観客層の児童を含めたファミリーの動員が期待できない…と言われた不発覚悟のスカーレット・ウィッチの恐怖よりも、4,000万ドル以上も少ないどころか…、

来年2023年夏7月28日全米公開の第2作めは、みんな大好きイマンちゃんが登場することで期待大の「キャプテン・マーベル」の第1作め(2019年)は、新しい戦うヒロインが初登場の始まりの物語であり、興行を失敗に導こうとする女性差別の激しいバッシングの逆風にも立ち向かわなければならなかったのに、封切り成績は「ソー 4」よりも約1,000万ドルも多かった大ヒットの約1億5,343万ドル(4,310館)でしたから…、



シネマティック・ユニバース史上の封切り成績のトップ10に入ることができず、「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」のキャストを含めたにも関わらず、同シリーズの「Vol.2」(2017年)の同成績の約1億4,651万ドル(4,347館)よりも下位に甘んじたマーベル史上第12位の封切りデビューになってしまった「ラブ&サンダー」は本当に大ヒットと言えるのか…?!が、やや怪しくなってきましたが…、


先週末の金曜日(7月8日)の初日に先がけて、前日の木曜日の夜とは言えない午後3時から始まった実質的に初日の前夜祭興行の売り上げが約2,900万ドルだった「ソー 4」は、やはり「ドクター・ストレンジ 2」の同成績の約3,600万ドルに負けてしまっていたものの、その初っ端の出足の勢いからすると封切り成績は恐らく、1億6,000万ドルを超えるだろう!!と推測されましたから、実際の売り上げが約1億4,300万ドルだったのは期待値よりも、2,000万ドル近くも少ないことになり、思うようには集客を稼げず、後退してしまっていることになりますし…、

予想どおりの1億6,000万ドル突破!!であれば、いまのところ今年2022年の封切り成績の年間ランキングの第1位の王座にいるドクター・ストレンジのベネディクト・カンバーバッチ、スカーレット・ウィッチのリジー、アメリカ・チャベスのソチ・ゴメスらに次いで、ソーとマイティ・ソーが第2位に着けるマーベルのワンツー・フィニッシュになるはずが、恐竜パークとしては不発のように言われた「ジュラシック・ワールド」の第3弾「ドミニオン」の封切り成績の約1億4,508万ドルにすら僅差で敗れてしまい、今年3番めの封切りヒットの出足になったのは期待ハズレ…と言われても仕方がないかもしれません…。それでは…、


どうして、コミックヒーローの痛快アクション映画の大作として、真夏に荒稼ぎの大ヒットを叩き出すことが期待されていた「ソー : ラブ&サンダー」が、実際のところ、数字の位置づけをよく吟味すれば、不発にも近いガッカリ…かもしれない結果になってしまったのか…?!というのは…、


まずマーベルのファンは単独の映画への興味にも増して、その作品がシネマティック・ユニバースの前後の作品とどう絡んで、どういう位置づけになるのか?!と、つまり、いまのステージのフェーズ 4 であれば、「並行世界」と、エイリアンが社会に紛れ込んでるかもしれない疑惑の「シークレット・インベージョン」のふたつがテーマになっているものとして、考えられていますから、そうしたフェーズ 4 の流れの行く末を予想する謎解きが楽しみであり、「スパイダーマン」の「ノー・ウェイ・ホーム」(2021年)と「ドクター・ストレンジ 2」が、もろに「並行世界」だったばかりか、イマンちゃんの「ミズ・マーベル」ですら、「並行世界」と「シークレット・インベージョン」の両方のヒントがほのめかされているのに対して…、



「ソー 4」は配信シリーズの「ムーン・ナイト」に相通じる要素が盛り込まれたものの、タイカ・ワイティティ監督と雷神ヘムジーは、まるで他の作品とは一線を画するかのように、独自のコメディ路線を推し進めたことで、シネマティック・ユニバースのコミックヒーロー映画としての魅力と興味を欠いてしまった感がありますから、仮りに「ラブ&サンダー」を観なかったとしても、フェーズ 4 の流れを追うには特に支障はなく、むしろ、イマンちゃんの方が、フェーズ 4 に寄り添っていて、観逃せない重要になっています…。


そして、オタク少女が戦うヒロインへと生まれ変わっていく姿を描くことを主軸にして、家族の絆や宗教への誤解から生じる偏見、それに現在の世界のトピックの分断や戦争のテーマまで盛り込まれ、存分に社会性をも獲得した「ミズ・マーベル」の映画の格付けサイト Rotten Tomatoes の支持率が、シネマティック・ユニバースでは、かつてない高い数字の 98%にまで上昇し、恐らく、さらに上がるだろう…と予想されているのに対して、そもそもタイカ・ワイティティは監督ではなく、お笑い芸人だから当然の感もありますが、不必要なお笑いが目ざわり…とも言われている「ソー 4」は、68%の低い水準に位置づけられたばかりか、さらに数字は低下してもおかしくない不評の正反対になってしまっていますから、ほかのマーベル作品と一線を画すこと自体は間違いではないけれど、それが必ずしも成功したとは言えないかもしれません…。

よって、雷神シリーズにのみ限れば、第4作めは記録破りの大ヒットですが、シネマティック・ユニバースの全体においては、作品への評価も含めて、必ずしも大ヒットとは言えない…ということになりそうですが、しかし、ひとつ留意しなければならないのは、「ドクター・ストレンジ 2」が封切られたのは、5月6日でしたが、それから、たったのわずか、2ヶ月ちょっとしか過ぎていないのに、その間に物価が高騰して、経済が急速に悪化し、不要不急の出費は控えたい…の意識が高まりつつありますから、そうした社会の状況が逆風となり、「ソー 4」は期待にそう結果を出せなかった…というフォローの弁護をつけ加えておいてもよいかもしれません…。とは言え…、


製作中の早い時点から、不真面目な感のあった「ソー 4」は、前評判の高い「ミズ・マーベル」や「トップガン 2」との間に落差のギャップを抱え、失敗の可能性が高いかも…の疑問の声が漏れ伝わっていましたから、本当のマーベル・ファンや映画通の人にとっての今夏のマーベルの主役は雷神ではなく、イマンちゃんだろう…と予想できてしまったことや、前述のようにヘムジーが雷神を演じ続けていることは評価に価する一方、もう10年以上もやっている古いシリーズだけに、マンネリに思う人もいるでしょうから、雷神がシネマティック・ユニバースの中で、わが道を行く…の独自路線を突き進むのは本当によいことなのか…?!の見直しは必要かもしれませんね…。



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なお、もう約6億ドルに近い約5億9,741万ドルを稼いでいるトム・クルーズ主演の「トップガン 2」が、この夏どころか、今年2022年の全米公開映画の年間の最大ヒット作の頂点にすら昇りつめる可能性が高いため、作品の評価においては「ミズ・マーベル」に敵わない雷神は、国内での興行ではトム・クルーズに立ち向かうのは、ほぼ無理ですが、西側諸国を相手に対立を深めている世界最大の映画市場の中国での封切りのメドは今のところ、ないものの、世界のおよそ約47の市場から約1億5,900万ドルを売りあげた「ソー 4」の全世界総額の封切り成績は、いきなり3億ドルを突破!!を果たした約3億200万ドルですから、さらに次の「ソー 5」の製作決定!!が、近日中に伝えられても、おかしくはないですね…!!

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