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Sony’s Universe of Marvel Characters: マーベル・シネマティック・ユニバースとの合体を目指し、ディズニー映画として通用する「ヴェノム」を製作したソニピが、戦うヒロイン映画「シルバー & ブラック」を分割するなどの今後のコミックヒーロー映画の構想が伝えられた ! !



俗に “ SUMC ” = ソニー’ズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクターズと呼ばれ始めたソニー・ピクチャーズのコミックヒーロー映画シリーズの構想です!!


来年2019年の夏頃をメドに、ディズニーと 20世紀FOX とが合併して、ディズニー・FOX に生まれ変わり、ディズニーのマーベル・シネマティック・ユニバースと FOX の「X-Men」シリーズも合体の見込みであることから、そのメガ映画スタジオのほかに、マーベル原作のヒーロー映画を製作する唯一の存在となってしまうソニピが、新たに立ち上げるシネマティック・ユニバースの通称 “ SUMC ” もぜひ、ディズニー・FOX のシネマティック・ユニバースに組み入れてほしいと願い、それを視野に入れて動き始めていることを、Variety のブレント・ラングとジャスティン・クロールがレポートしてくれました…!!


トム・ハーディを主演に起用して、今秋10月5日に全米で公開される「ヴェノム」を第1作めとするソニピ版のマーベル・シネマティック・ユニバースの “ SUMC ” は、同社が保持しているマーベル・コミックスの「スパイダーマン」シリーズの映画化権をもとにして、同シリーズに登場する約900ものキャラクターを活用できる!!という規模のものですが、しかしながら肝心要の主人公のヒーロー、スパイダーマンは…、


ディズニーと業務提携を結んで、いわゆる「ホーム」シリーズを一緒にスタートしたことから、トム・ホランドのピーター・パーカーが本家のマーベル・シネマティック・ユニバースに所属する立場となり、もはやソニピ独断の自由には扱えないため、「スパイダーマン」シリーズを大本の原作としている “ SUMC ” なのに、スパイダーマンが登場する予定はない…という妙にねじれた世界観となってしまっています…。

よって、ソニピとしては、そのねじれを解消し、トム・ホランドのスパイダーマンとトム・ハーディのヴェノムが一緒に登場するダブル・トムのトムトム共演を実現したいわけですから、それを視野に入れた配慮として、本来であれば大人向けの過激なアンチ・ヒーロー映画として、R指定作品に仕上げるのがふさわしいように思われる「ヴェノム」の視聴制限のレイティングをあえて、「スパイダーマン」シリーズと同じ PG-13 に抑えて、足並みを揃えることにしたそうです…!!

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ヴェノム」に期待していたキャラクターのファンの方からすれば、なんだ結局、ヴェノムらしい過激描写は観られないのか…と、ややガッカリかもしれませんが、エイリアン・シンビオートを「ホーム」シリーズに寄生させたい!!ということは、とりもなおさず、ディズニーの本家マーベル・シネマティック・ユニバースに寄生させたい!!ということであり、ディズニー・FOX の「アベンジャーズ」と「X-Men」の合体にも寄生したい!!というところまで繋がっていくわけですから、えッ?!、マグニートーとヴェノムが対決したりもするわけ?!という可能性すら芽生えていくことになります!!


…と、つまり、アンドリュー・ガーフィールド主演の「アメイジング」シリーズが失敗したことで、一旦は落ち込んだドル箱の「スパイダーマン」の人気と業績が、ディズニーと組んだ「ホーム」シリーズ第1作めの「カミング」(2017年)では、ロバート・ダウニー・Jr. のアイアンマンが参戦した刺激により持ち直したわけですから、ソニピとしては “ SUMC ” のキャラクターを、マーベル・シネマティック・ユニバースに登場させる代わりに、アベンジャーズや X-Men を貸してほしい!!という人材交流?!に向けて、とても前向きな考え方を持っているそうです。


そのように「ヴェノム」は、単に観客の市場拡大を目論んだのみならず、ディズニー映画のモノサシにあわせる意味も含めて、PG-13 になったのか…という事情を踏まえると、複数のジョーカーを同時に抱えることにしたワーナー・DC のジョーカー祭りだ!!、ワッショイ!!の方針にシラケたのかもしれない「スーサイド・スクワッド」のザ・ジョーカー、ジャレッド・レトが、吸血鬼のヴァンパイアのような悪役キャラを演じる “ SUMC ” のアンチ・ヒーロー映画の企画「モービウス」や…、

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アフリカ系映画の旗手のスパイク・リー監督がメガホンをとる見込みの「ナイトウォッチ」なども過激描写を控えて、ディズニー映画として通用する PG-13 の作品を目指すことになりそうですが、ソニピはそれらのほかに…、

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アジア系の戦うヒロインが活躍する「シルク」、同性愛者の戦うヒロインが活躍する「ジャックポット」、悪役キャラを主人公にする「クレイヴン・ザ・ハンター」などの映画化の企画も進めているそうです!!


そして、オリヴィア・ホルト主演のマーベルのTVシリーズ「クローク&ダガー」が好評のジーナ・プリンス=バイスウッド監督を起用して、当初の予定では今春3月中に撮影を始めるはずが、シナリオに難あり…といった事情から暗礁に乗り上げた戦うヒロイン映画の「シルバー・アンド・ブラック」については…、


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ブラック・キャットとシルバー・セーブルを同時に登場させて、いきなり、チームを組むのではなく、それぞれ単独主演の「ブラック・キャット」と「シルバー・セーブル」を別々に製作する…という言わば、2本の映画に分割してしまうことにより、問題を解決することにしたそうです。ただし、その見直しに伴って、ジーナ・プリンス=バイスウッド監督は降板するそうですから、新たにイチから作り手を探すところから始めなければいけない状況へと様子が変わっています。


それにしても果たして、マーベル・シネマティック・ユニバースと合体したい!!というソニピの希望は叶えられて、ジャレッド・レトのモービウスが「アベンジャーズ」に登場したり、ナイトウォッチが同じアフリカ系キャラのブラック・パンサーと共演することがあり得るのか…?!というと…、


「ホーム」シリーズをめぐるディズニー・マーベルとソニピの取り決めでは、ソニピが全額を出す製作費を使って、実際の映画を製作するディズニー・マーベルは当然、その映画作りに伴う経費や手間賃は得られるものの、完成した映画から得られる売り上げはすべて全額丸ごと、ソニピのものになる…というものでしたから、要はディズニー・マーベルは下請けのプロダクションでしかないような感じ…となっています。

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よって、製作費を出資しないため、リスクはないものの、大ヒット確実のマーベルのヒーロー映画をいつも通りに作る手間は変わらないのに、その完成した映画の収益は得られない…というのは、ディズニー・マーベルにとっては、キャラクター商品の売り上げが別に手に入る…とは言っても、だったら、自分たちのお金で、自分たちの映画を作った方がいいんじゃないの?!、その方が後々まで、映画の売り上げがいろんな形で入ってくる…と考えられても不思議はないことになります。


そうしたディズニー・マーベル側が不利とも言えそうな現在の業務提携の内容の見直しが行われない限りは、「ホーム」シリーズの完結と同時に、ソニピとの関係にもピリオドが打たれるのでは…?!と予測できそうですから、本当にソニピが、 “ SUMC ” をマーベル・シネマティック・ユニバースや、「X-Men」シリーズと合体させていきたいのであれば、それなりの見返りを相手側に与えることを検討し、自分たちは犠牲を払うことを覚悟しなければならないのではないでしょうか…?!


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