Box Office : 9月21日～9月23日の全米映画ボックスオフィスTOP5 ! !

先週第1位「ザ・プレデター」が急落して、TOP3から脱落とは対照的に、ドメスティック・ノワールのミステリ映画「ア・シンプル・フェイヴァー」は好評の口コミが動員につながり、第2位に浮上 ! !

＊各数字は、週末成績－(公開館数/平均売上げ)－トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、このBEST5にランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「ザ・ハウス・ウィズ・ア・クロック・イン・イッツ・ウォールズ」は、下 ↓ のリンク先をご覧ください！！

Related: Box Office : 9月21日～23日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第1位 - 残酷映画のイーライ・ロス監督が、キッズ向けのファミリー映画の新境地に挑んだファンタジー・ホラー「ザ・ハウス・ウィズ・ア・クロック・イン・イッツ・ウォールズ」が期待を超えた金額を売り上げ、オープニング成績の自己ベストを更新した初登場第1位 ! !

第2位 (3) 「ア・シンプル・フェイヴァー」(2,000万ドル)

$10,400,000−(3,102館/$3,353)−$32,562,414

TV Spot : A Simple Favor

★RT支持率は評論家 82 % , 観客 85 % / Metacritic スコア 68 / 出口調査の CinemaScore B+

女版「ゴーストバスターズ」（2016年）で知られるポール・フェイグ監督が、ダーシー・ベル著の「ささやかな頼み」を映画化して、新境地のミステリ・スリラーに取り組んだ「ア・シンプル・フェイヴァー」は、評論家の高評価のみならず、観客にも気に入られたことから、先週初公開の第3位から順位をあげて、第2位に浮上しました…！！

似たタイプの映画の大ヒット作「ゴーン・ガール」（2014年）の公開2週めの集客マイナス率が実に優れた約−30％だったのには及ばなかったものの、それでも驚異的な値の約−35％を記録していますから、口コミが拡散したことで、これまで興味を持たなかった観客が集まり始めているのは明らかと言えそうです！！

第3位 (2) 「ザ・ナン」(2,200万ドル)

$10,250,000−(3,707館/$2,765)−$100,895,307

★RT支持率は評論家 28 % , 観客 49 % / Metacritic スコア 46 / 出口調査の CinemaScore C

Related:
Box Office : 9月7日～9日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第1位 - 恐怖の尼さんのルーツを描いたスピンオフ映画「ザ・ナン」が不評に反して、まさかの「ザ・カンジュアリング」シリーズ史上最高の記録破りの封切り成績を叩き出したばかりか、ホラー映画史上でも歴代第2位にあたる戦慄のオープニング・ヒットを達成 ! !
The Nun : 怖すぎるホラー映画「カンジュアリング」シリーズの前日譚として、修道女の見習いのヒロインと悪魔払いの牧師が、恐ろしい尼僧と対決する最新作「ザ・ナン」の最後にドッキリする予告編を初公開 ! !

第4位 (1) 「ザ・プレデター」(8,800万ドル)

$8,700,000−(4,070館/$2,138)−$40,435,122

TV Trailer : The Predator

★RT支持率は評論家 34 % , 観客 52 % / Metacritic スコア 49 / 出口調査の CinemaScore C+

シリーズのファンの方には、まったく残念ですが、北米の観客には好意的に迎えられなかった「ザ・プレデター」が、初登場第1位のデビューを飾った先週から大きく、約−65％の集客を失って、いきなり第4位にまで転落してしまいました…。

早くも週末の売り上げが、1,000万ドルを下回ってしまったシェーン・ブラック監督の作品は、現時点までに製作費の約8,800万ドルの半分にも届かない約4,040万ドルしか稼げておらず、全世界のトータルの売り上げも、1億ドルにすら達していません…。よって、FOX が、さらに新たな「プレデター」の映画を作ろう…と思うとするならば、この失敗のほとぼりが冷めた数年先のことになってしまうのでは…？！