Box Office : 12月20日~22日の全米映画ボックスオフィスTOP5の第1位
「スター・ウォーズ」のファンと評論家がサーガ史上最低の失敗作として同意した「ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」が当然、いきなり巨額を叩き出したものの、覚醒トリロジーとしては、最も不入りのワーストの封切り成績に墜落した初登場第1位 ! !
第1位 (初) 「スター・ウォーズ : ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」(3億ドル)
$175,500,000−(4,406館/$39,832)−$175,500,000
TV Spot - Star Wars: The Rise of Skywalker
★RT の評論家の支持率 58 % / Metacritic スコア 54 / 出口調査の CinemaScore B+
前作の「ザ・ラスト・ジェダイ」(2017年)が、「スター・ウォーズ」のマニアと評論家から共に絶賛を博し、サーガ史上最高の傑作と讃えても過言ではないほど高評価だったにも関わらず、明らかに映画を観た者が書いたのではない心ないネットの書き込みがもとで嫌われてしまい、誤った位置づけにおちいった二の舞いをどうすれば、避けることができるのか…?!
アクション場面の迫力の無さからしても、映画作りは下手だけに、映画監督と言うよりも実際のところは、マーケティングのデータの消費者の声にもとづいて、お客さんがよろこぶものを提供し、購買意欲をそそるマーケターの商売人という意味合いにおいての秀でた演出家である J・J・エイブラムス氏が、どうやら考えついたネット対策の解決法とは…、
つまり、SNS やネットのヘビーユーザーから嫌われないようにするためには、彼や彼女たちの書き込み通りの映画を作れば、よいのでは…?!といった恥も外聞もない手段だったらしく…、
巨大掲示板サイトの Reddit などに書き込まれていた「スター・ウォーズ」に関する希望や憶測、あるいは妄想を、あろうことか、そのまんま拝借して映像化した内容が揶揄され、この映画の現実の作り手は掲示板のユーザーである!!とばかりに「脚本・監督 REDDIT」と嘲笑われてしまったことを踏まえると…、
年季の入ったサーガのファンが、これはとうてい「スター・ウォーズ」と呼べる映画ではない…、ファンの素人が作ったファンメイドだ…と、ひたすら、その場限りの面白さだけを追求したことで、これまでの世界観とは矛盾し、つじつまの合わない内容に絶望して、映画館から帰っているのも致し方ないのかもしれない第9作めの「ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」を、まさにネットの天の声?!の通りに作ったらしいディズニーが…、
週末3日間の封切り成績として、巨額の約1億7,550万ドルを発表してくれましたが、この2億ドルを切った数字はもはや、比較するまでもなく…、
「エピソード 7」の約2億4,500万ドル、「エピソード 8」の約2億2,001万ドルから大きく下落し、本流から離れた外伝のアンソロジー・シリーズの第1弾「ローグ・ワン」(2016年)=約1億5,508万ドル(4,157館)に近づいてしまいましたし…、
今年2019年全米公開映画の封切り成績としては、「アベンジャーズ : エンドゲーム」=約3億5,712万ドル(4,662館)には全く歯が立たないどころか、「ザ・ライオン・キング」=約1億9,177万ドル(4,725館)にすら敗れてしまい、「スター・ウォーズ」の最強神話は終わってしまったかのようです…。
そして、素人のネットの書き込みを寄せ集めて、無理矢理にストーリーをでっち上げたらしい…と疑われている映画の内容が高評価をされるわけもなく、映画の格付けサイト Rotten Tomatoes では当然のように、お金を払って観る価値のない腐敗映画の烙印を押されてしまいました…。また…、
実際に映画館で観た観客の声の出口調査でも、「スター・ウォーズ」の実写映画では初めて、A クラスの評価から転落し、どうにか及第点の “ B+ ” となっています…。
「スター・ウォーズ」の長年のファンのジェダイの騎士の方としては、こんなはずではなかった…と大変にガッカリをされているかもしれませんが、映画の作り手たちが、Twitter や掲示板などのネット・ユーザーの顔色を窺いながら、映画を作っている…というご時世をどのように受けとめるのか…?!
「ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー」をよかった!!とホメちぎっている人たちもいることや、映画は娯楽のお客さん商売であり、結局は商品なんだ…と割り切れば、J・J・エイブラムス氏のマーケティングの手法は正しいのかもしれませんが、映画の作り手はもう消費者に媚びて、心理学者の佐々木孝次氏と故伊丹十三監督が言うところの “ 快の打ち出の小槌 ” を振り続けるしかないのか…?!、「スター・ウォーズ」に限らず、とても難しい瀬戸際に映画は追い込まれたのかもしれません…?!
#映画 の途中で寝てしまうどころか、最後まで観ずに帰る観客すらいる「#スターウォーズ : ザ・ライズ・オブ・スカイウォーカー(https://t.co/CUpu8Hlsun)」ですが、フィリピンの田舎町とは言え、もう早々と客足が引いて、観客がゼロになり、貸し切り状態となっています…😅 pic.twitter.com/AZnHdDnM8t
— Extra - CIA🌟Movie News (@Extra_Cia) December 22, 2019
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