Box Office : 10月1日~10月3日の全米映画ボックスオフィスTOP5
マーベル・ファンが結末のサプライズ(記事にネタバレはなし)に吹っ飛んで、大よろこびの超話題の「ヴェノム 2」が、まさかの「ブラック・ウィドウ」超えを果たした今年2021年最大の封切りヒットを叩き出し、いきなり王者君臨の絶頂デビューの第1位 ! !
*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。
第1位 (初) 「ヴェノム: レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(1億1,000万ドル)
$90,100,000−(4,225館/$21,325)−$90,100,000
Digital Spot : Venom 2 Let There Be Carnage
「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム役や、「猿の惑星」のシーザー役などの名演技からモーキャップの第一人者と言われるアンディ・サーキスが、2018年公開の「モーグリ」以来となるメガホンをとった3本めの長編映画の監督作品「ヴェノム: レット・ゼア・ビー・カーネイジ」を封切ったソニピが…、
大台の1億ドル目前の約9,010万ドル(4,225館)の巨額オープニング成績を発表したことから、トム・ハーディ扮する主人公のエディとヴェノムの凸凹コンビは、約3年前すなわちパンデミック前の2018年同時期に公開された前作の同成績=約8,026万ドル(4,250館)を優に超えてしまったばかりか、今年2021年の…
全米公開映画の封切り大ヒットの暫定第1位の女王の「ブラック・ウィドウ」が稼いだ約8,037万ドル(4,160館)をも同時に軽々と飛び越した記録更新を達成したことで、新たに「ヴェノム 2」が今年2021年の封切り成績の年間ランキング暫定第1位に君臨する勝利の王者デビューとなっています!!と書けば…、
ナターシャ=スカーレット・ジョハンソンとエレーナ=フローレンス・ピューのファンの方から、ちょっと待った!!、「ブラック・ウィドウ」は「ヴェノム 2」とは違い、封切りと同時に有料配信でしたよね!!と指摘され、Disney+ のプレミア・アクセスからの推定の売り上げを足せば、ケイト・ショートランド監督の戦うヒロイン映画は、いきなり1億ドル突破!!のデビューにあたるはずだから、「ヴェノム 2」に負けてはいない…!!と言われそうなので、同時配信の「ブラック・ウィドウ」は例外とすると…、
映画館の封切りだけで約7,539万ドル(4,300館)を稼いだ4週連続第1位の「シャンチー」との比較になりますから、もはや、ツベコベ言わず、「ヴェノム 2」が今年2021年封切り大ヒットの No.1 の頂点で間違いない!!で、ご納得して頂けるのではないでしょうか…!!、さらにくわえて…、
当初の封切り成績の期待値の4,000万ドル前後が、7,000万ドル前後にまで膨らんだあげく、いずれの予想も超えた「ヴェノム 2」の約9,010万ドルの成績は、ホアキン・フェニックスが主演した「ジョーカー」が、一昨年すなわちパンデミック前の2019年同時期に叩き出した10月公開映画史上最大の封切りヒット!!の約9,620万ドル(4,374館)に次ぐ巨額ですから、つまり、10月公開映画史上2番めの封切り大ヒット!!
…という歴史的な位置づけすらも得ているため、映画興行界を破滅寸前にまで追い込んだパンデミック禍の悪影響はもう存在しない!!、映画完全復活だ!!の希望を与えてくれた「ヴェノム 2」の大成功だ!!と称賛することができそうです!!、そして、その観客動員の爆発は映画そのものが本当に面白いから…!!だけではなく…、
ヘッドラインでほのめかしたエンド・クレジットの信じられないサプライズが大きく貢献したものと察することができますが、それを書くとネタバレになり、これから「ヴェノム 2」を観る方のお楽しみを台無しにしてしまうので、残念ながら、CIA では今日のところは書けません…!!、しかし、ネタバレを避けることのできる期間は極めて短いネタバレ解禁は目前…と予想していますから、できるだけ早く急いで、映画館にお出かけください…!!
「ヴェノム 2」の秘密の出演者🤯が、SNS でもう自ら公けにネタバレしてるので、ネタバレを書いても、大丈夫ですか⁉😅 pic.twitter.com/fNPg5LzOpL
— CIA🌟Movie News - Extra+ (@Extra_Cia) October 1, 2021
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第2位 (初) 「アダムス・ファミリー 2」(???ドル)
$18,007,000−(4,207館/$4,280)−$18,007,000
Trailer : The Addams Family 2
シャーリーズ・セロンとクロエ・モレッツちゃんの仲よしの先輩後輩が声の共演をしたアニメ映画の前作が、約2年前の秋の同時期に売りあげた封切り成績は約3,030万ドル(4,007館)の大ヒットでしたから…
その第1作めから引き続き、コンラッド・ヴァーノンとグレッグ・ティアナンの監督コンビが手がけた続編が、スクリーンの数を増やした(4,007館 ➡ 4,207館)というのに、封切り成績が約1,800万ドルだったのは、まったく笑えない単調な失敗作として不評だから…と理解されそうですが、しかし…、
アニメ映画が観客のターゲットとしているファミリー層は、子どもたちの感染が心配だけに映画館を避ける傾向にあることや、今月10月は期待大の話題作が連続して公開されるライバルの多い混戦ラインナップだけに封切りと同時の配信を選んだ「アダムス・ファミリー 2」は、19.99ドル=約2,218円を支払えば、48時間の視聴ができるレンタル・リリースをあわせて、スタートしています。よって…、
Featurette : クロエ・モレッツちゃんとシャーリーズ・セロンをはじめ豪華な声優たちが登場したプロモ・ビデオ ! !
そのレンタルの売り上げがわからないことには、約1,800万ドルの封切り成績が前作と比べて、必ずしも、減収だとは言い切れませんし、今夏7月の初めに、やはり同時配信だった「ザ・ボス・ベイビー 2」(3,644館)の同成績は約1,600万ドルでしたから、アニメ映画の続編同士の対決?!において、クロエ・モレッツちゃんはシットコム「30 ロック」で共演した間柄のアレック・ボールドウィンに負けてはいません…!!
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第3位 (1) 「シャンチー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス」(1億5,000万ドル)
$6,037,000−(3,455館/$1,747)−$206,108,802
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第4位 (初) 「ザ・メニィ・セインツ・オブ・ニューアーク」(???ドル)
$5,000,000−(3,181館/$1,572)−$5,000,000
Trailer : The Many Saints of Newark
パンデミック禍の今年2021年の全米公開映画はすべて封切りと同時配信します!!の公約が裏目に出て、ひとり負けが続いているワーナー・ブラザースが、約8年前の2013年にお亡くなりになられた故ジェームズ・ギャンドルフィーニの息子のマイケルを起用して…、
故人の代表作のイタリア系マフィアのテレビシリーズ「ザ・ソプラノズ」のプリクエールとして、主人公のトニーの若かりし頃を描く「始まりの物語」を作ったら、ウケるんじゃないの…?!とばかりに製作した「ザ・メニィ・セインツ・オブ・ニューアーク」の封切り成績も案の定、たった約500万ドルしか稼ぐことができず、これだったら映画館で上映しないほうがよかった…と後悔したくなるような沈没です…。
オリジナルの「ザ・ソプラノズ」のクリエイター、デヴィッド・チェイスの脚本をもとにしたプリクエールは、ジャーナリストからは、そこそこの評価を得られたものの、観客のリアクションの出口調査のスコアは、こんな退屈な映画を観るんじゃなかった…と、ガッカリの “ C+ ” ですし、肝心の「ザ・ソプラノズ」のファンからは、まったくシリーズ史上の汚点だ!!、こんな映画を作ってほしくはなかった!!と総スカンを食らってしまっています…。となれば、沈没の結果は必ずしも同時配信だから…とは言えないですね…。
なお、メガホンをとったアラン・テイラー監督は、マーベルの雷神シリーズ第2作め「ソー : ザ・ダーク・ワールド」(2013年)と「ターミネーター」通算第5作め「ジェニシス」(2015年)に続けて、3本連続不評の三振のアウトとなっています…。
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第5位 (2) 「ディア・エヴァン・ハンセン」(2,800万ドル)
$2,450,000−(3,364館/$728)−$11,800,365
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