Box Office : 12月7日～12月9日の全米映画ボックスオフィスTOP5 ! !
中国系のジェームズ・ワン監督の「アクアマン」が、中国での先行封切りにおいて、DC コミックスのヒーロー映画に限らず、ワーナー・ブラザース作品としては最高のオープニング・ヒットにあたる記録破りの巨額デビューを達成 ! !
記事のタイトルは全米映画ボックスオフィスTOP5 ですが、先週末は全米公開映画の新作が1本もなかったため、順位に動きもありませんでした…。
どうして、新作映画が封切られなかったの？！という理由は、11月末の感謝祭と年末年始の冬のホリディの中間だけに、サンクスギビングとブラック・フライデーで散財した人たちが、来たるクリスマスと年末年始のレジャーに備えて、外出を控える節約モードのタイミングとなり、集客が望めそうにないからです…。
よって、全米映画興行には特にこれといって話題がないので、DC コミックスのヒーロー映画「アクアマン」が果たした驚きの中国デビューのニュースをお伝えすると…、
国籍はオーストラリアですが、中国系のジェームズ・ワン監督が、ジェイソン・モモア扮する海の王者の活躍を描いた「水行俠」が、世界で最も早い封切りとして、先週末の金曜日（12月7日）に中国本土で上映をスタートした結果のオープニング成績は驚くべきことに、いきなり大台の1億ドルに迫った約9,360万ドルに値する売り上げだったそうです…！！
世界最大の映画市場の中国において、これまで最も封切りヒットだった DC コミックスのヒーロー映画は、約5,570万ドルにあたる金額を稼いだ「バットマン V スーパーマン」（2016年）だそうですから、どちらかと言えば、マイナーなヒーローのアクアマンが、あろうことか、アメコミを代表する2大ヒーローを軽く超えてしまったことになりますが…、
水行俠 : 30秒熱血滿分篇
製作・配給のワーナー・ブラザースが、これまでに中国で公開した映画のうち、最も封切りで成功したのは、スティーヴン・スピルバーグ監督の「レディ・プレイヤー・ワン」が、今春に記録した約6,160万ドルでした。となれば、「アクアマン」は、DC ユニバースどころか…、
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ワーナー全体において、中国で最も封切りヒットになった王者の稼ぎ頭にのぼりつめたわけですが、さらにビックリなのは、DC 映画のうち、これまで最も人気を集めた「ワンダーウーマン」（2017年）の中国国内での最終的な売り上げ＝約9,040万ドルと、ヘンリー・カヴィルのスーパーマンがデビューした「マン・オブ・スティール」（2013年）の同売り上げ＝約6,340万ドルを共に、ジェイソン・モモアは封切りの週末の3日間のオープニング成績だけで超えてしまっています…！！、そして…、
前述の「バットマン V スーパーマン」の中国での最終的な興行成績＝約9,570万ドルにすら、もはや、首の皮一枚で迫っていますし、ヒーロー大集合映画の「ジャスティス・リーグ」（2017年）の同成績＝約1億600万ドルも超えることは間違いありません…！！、なので…、
「アクアマン」の中国デビューは、これまでの DC コミックスのヒーロー映画や、ワーナー作品と比べると、まさに大成功の驚異的な封切りヒットに位置づけられるのですが、しかしながら…、
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ライバルのディズニー・マーベルのコミックヒーロー大集合映画「アベンジャーズ : インフィニティ・ウォー」は、中国でのオープニング成績が大台を2回も超えたことになる約2億90万ドルでしたし、ソニー・マーベルのトム・ハーディ主演作「ヴェノム」の同成績は約1億1,020万ドル、そして、「キャプテン・アメリカ : シビル・ウォー」（2016年）の同成績は約9,670万ドルでしたから…、
やはり、人気が上回るマーベルには太刀打ちできず、コミックヒーロー映画のジャンルでは TOP 3 に入ることができなかった4番めのデビューとなっています…。
さて、中国映画興行史上においては、12月に封切られた作品としては、歴代最高のオープニング・ヒットを記録した「アクアマン」は、肝心の本国のアメリカでは、いったい、どれだけの金額を叩き出すのか？！、来週末の12月21日全米公開の結果をお楽しみに…！！
Photo Credit: © Warner Bros. All Rights Reserved.
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＊各数字は、週末成績－(公開館数/平均売上げ)－トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、このBEST5にランクインした時点での値です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、このBEST5にランクインした時点での値です。
第1位 (1) 「ラルフ・ブレイクス・ジ・インターネット」(1億7,500万ドル)
$16,253,831−(3,795館/$4,283)−$140,971,716
Photo Credit: © Walt Disney Studios. All Rights Reserved.
★RT支持率は評論家 86 % , 観客 69 % / Metacritic スコア 71 / 出口調査の CinemaScore A-
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第2位 (2) 「ザ・グリンチ」(7,500万ドル)
$15,039,050−(3,841館/$3,915)−$223,324,225
Photo Credit: © Universal Pictures / Illumination Entertainment. All Rights Reserved.
★RT支持率は評論家 55 % , 観客 71 % / Metacritic スコア 50 / 出口調査の CinemaScore A-
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第3位 (3) 「クリード Ⅱ」(5,000万ドル)
$9,975,167−(3,752館/$2,659)−$96,124,564
Photo Credit: © MGM. All Rights Reserved.
★RT支持率は評論家 82 % , 観客 89 % / Metacritic スコア 67 / 出口調査の CinemaScore A
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第4位 (4) 「ファンタスティック・ビースツ : ザ・クライムズ・オブ・グリンデルバルド」(2億ドル)
$6,953,846−(3,451館/$2,015)−$145,356,370
Photo Credit: © Warner Bros. All Rights Reserved.
★RT支持率は評論家 40 % , 観客 71 % / Metacritic スコア 53 / 出口調査の CinemaScore B+
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第5位 (5) 「ボヘミアン・ラプソディ」(5,200万ドル)
$6,141,666−(2,953館/$2,080)−$173,710,836
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Photo Credit: © 20th Century Fox. All Rights Reserved.
