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New Order : メキシコ映画界の気鋭のミシェル・フランコ監督が、持てる者と持たざる者の格差が開きすぎた新たな階級社会のいま、世界の国々で現実に起こり得る革命の恐怖を描いて、ヴェネツィア国際映画祭の審査員大賞に選ばれた直近未来のディストピア・スリラー「ニュー・オーダー」の予告編 ! !

いわゆる単一民族国家として、基本的には韓国人だけ住んでる韓国を舞台にした韓国映画の「パラサイト」は…


ひとりひとりの顔や性格は当然ちがうものの、同じ韓国人なのに持てる者と持たざる者の格差が開き過ぎだ…



…と、同じ社会の中で生まれ育った同じ民族の者同士の中での物語だったことから、いま世界的に社会問題になっている貧富の格差の新たな階級社会というテーマがくっきりと浮き彫りになったことで、外国映画なのに昨2020年開催の第92回 アカデミー賞の最優秀作品賞に選ばれた!!の快挙を成したわけですが…、


その「パラサイト」とは異なり、多言語多文化の多民族のメキシコだけに肌の色の違いという要素を含んでしまったことから人種差別のテーマが重なってしまい、肝心の新たな階級社会のテーマが薄まったばかりか、この映画の作り手は肌の色が濃い者はみんな貧乏の野蛮人だとでも思っているのか…!!

…と非難のやり玉にあげられ、昨2020年9月開催の第77回 ヴェネツイア国際映画祭の審査員大賞を受賞の栄冠に輝いたというのに、国をあげて喜ばれるどころか、人種差別主義者と罵られたミシェル・フランコ監督が逆に謝罪をするハメになった問題作の…

Trailer : New Order


ニュー・オーダー」の北米での配給権を取得したネオンが来月5月21日の限定公開での封切りに向けて、US 版の予告編を披露してくれました…!!、「アフター・ルシア(父の秘密)」(2012年)と「エイプリル’ズ・ドーター(母という名の女)」(2017年)が共にカンヌ国際映画祭の「ある視点」の部門で受賞を果たし、国際的に知られるメキシコ映画界のミシェル・フランコ監督が…、


DC コミックスのテレビシリーズ「ゴッサム」に出演していたナイアン・ゴンザレス・ノルヴィンドや、「ターミネーター : ダーク・フェイト」(2019年)のディエゴ・ボネータらをキャストに起用した「ニュー・オーダー」は…、

ナイアン・ゴンザレス・ノルヴィンド扮する白い肌の富裕層のヒロインのマリアンヌが花嫁として嫁ぐ結婚式の準備を進める一方、塀の外では貧富の大きな格差に不満を抱いた労働者階級の肌の色の濃い人びとの怒りが爆発し、ミドリ色の暴動へ発展した挙げ句、結婚式を襲われたマリアンヌらは逃げ出すのだったが…、

この暴動の混乱を好機と見た軍が、あろうことか軍事政権樹立に向けての革命を蜂起したことで、法と秩序は完全に壊れてしまう…!!

…といった次第で、社会を転覆する政変の事態にまで到ってしまうあたりはまるで、トランプ一族が独裁の永久政権の樹立に向けて、軍や警察の一部と結託したトランプ軍が今年2021年1月6日に議事堂を襲撃し、議員の大量虐殺を目指すも失敗に終わった恐怖のトランプ革命と報道された現実の事件を予言したかのようですから、まさか革命なんて起きないと誰もが思っていたアメリカで革命が起きた異常の前例を踏まえても…、


映画のテーマの貧富の格差や意図せず描いてしまった人種差別の問題に限らず、とにもかくにも新たな階級社会を築いてしまった世界に対して、何らかの不満を抱いた人びとが蜂起する暴動や革命の騒動は、いつどこで起きてもおかしくない…という「ニュー・オーダー」ですが、マーベルが現在配信中の「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」ですら、コミックヒーローのドラマなのに革命組織のフラッグ・スマッシャーズの暗躍を描いているだけに、まったくタイムリーな問題作であることは間違いありません…!!

Photo Credit: © Neon. All Rights Reserved.


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