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Box Office : 8月27日~8月29日の全米映画ボックスオフィスTOP5

ジョーダン・ピール監督がプロデューサーとして、アフリカ系ホラー・キャラの復活を仕掛けた「キャンディマン」が、BLMの時代にマッチしたタイムリーな社会派ホラーとして、ホラー好きではない観客の関心も集め、想定を超えるヒットを達成した初登場第1位 ! !

*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「キャンディマン」(2,500万ドル)

$22,370,000−(3,569館/$6,268)−$22,370,000


Trailer : Candyman


RT の評論家の支持率 85 % / Metacritic スコア 72 / 出口調査の CinemaScore B

ジョーダン・ピール監督がメガホンをとり、一昨年の2019年春に発表した「アス」が記録した特大ヒットの封切り成績の約7,112万ドル(3,741館)とは比べものになりませんが…、


同監督が仕掛け人のプロデューサーとして、ニア・ダコスタ監督(「リトル・ウッズ」2018年)にメガホンを託し、1992年公開のクライヴ・バーカー原作の同名ホラー映画の続編…という体裁をとりながら、現代的に復刻した「キャンディマン」を封切ったユニバーサル映画が公表した封切り成績の約2,237万ドルは…、

同社が想定していた1,500万ドル前後の数字を大きく超えたばかりか、この8月に封切られた映画としては、「フリー・ガイ」の封切り成績の約2,837万ドル(4,165館)と「ザ・スーサイド・スクワッド」の同成績=約2,621万ドル(4,002館)に次ぐ月間封切りヒットの第3位の記録!!となっていますし…、

Movie Clip : 鏡に向かって、キャンディマンの名前を5回、唱えると本当に現れるのか ? ! を試してみました ! ! の恐ろしい本編シーン ! !


諸外国からの売り上げの約523万ドルを追加した世界総額の封切り成績は約2,760万ドルですから、製作費の約2,500万ドルを回収できる黒字のメドがついた…!!と言えそうかもしれません…!!


この週末の全米封切り興行の観客のうち約37%がアフリカ系、次いで、約30%がコーケイジャン、約22%がヒスパニック、そして、約6%をアジア系が占め、残りはその他という人種の構成比だったそうですから、やはり、アフリカ系の人気ホラー・キャラクターの復活を描いた「キャンディマン」は、同胞から最も支持されているわけですが…、

しかし、想定を超えるヒットになったわけとしては、この映画の出来栄えが高評価をされたことで、現在はディズニー・マーベルの戦うヒロイン映画のブロックバスター「ザ・マーベルズ」(2022年11月全米公開)を撮影中の大出世のニア・ダコスタ監督(↓)の手腕が当然、讃えられるものの…、

昨2020年5月に人種差別の憎悪を抱いた当時警察官のデレク・ショーヴィン(現在は服役囚)が、特に罪はなかったアフリカ系のジョージ・フロイドさんの首に膝を押しつけ、あろうことか公務として、白昼に公衆の面前で窒息死させた衝撃的な殺人事件がキッカケとなり、同様の警察官による人種差別の暴力や殺しの事例がいくつも浮上したことで、人種差別はホメられる行為だとした当時の正気ではないトランプ政権と警察に対する全米規模の大きなデモの「ジョージ・フロイド抗議(Black Lives Matter)」が巻き起こった記憶に新しい現実を彷彿とさせる要素を押し出して…、

そんなにホラー好きでもない世間一般の観客の関心と共感を集めたから…とも分析できそうなので、いわゆる “ ソーシャル・ホラー ” のジャンルを確立したジョーダン・ピール監督は、アフリカ系をめぐる社会問題を巧みにホラー映画のテーマに置きかえるのが、やっぱり上手い…!!という大成功かもしれません…!!

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第2位 (1) 「フリー・ガイ」(1億2,000万ドル)

$13,556,000−(3,940館/$3,441)−$79,311,280


RT の評論家の支持率 82 % / Metacritic スコア 62 / 出口調査の CinemaScore A

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© Disney / 20th Century Studios. All Rights Reserved.


第3位 (2) 「パウ・パトロール : ザ・ムービー」(??万ドル)

$6,625,000−(3,189館/$2,077)−$24,081,280

RT の評論家の支持率 84 % / Metacritic スコア 50 / 出口調査の CinemaScore A-

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第4位 (3) 「ジャングル・クルーズ」(2億ドル)

$5,020,000−(3,370館/$1,490)−$100,110,182

© Walt Disney Studios. All Rights Reserved.

RT の評論家の支持率 63 % / Metacritic スコア 49 / 出口調査の CinemaScore A-

「ジャングル・クルーズ」が公開5週めにして、大台の1億ドルを超えた約1億11万ドルに達しましたから、パンデミック禍のマネー・メイキング・スターのエミリー・ブラントにとっては、国内だけで約1億6,007万ドルを売りあげた「ア・クワイエット・プレイス Part 2」に次ぐ、今夏2本めの1億ドル突破です…!!

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第5位 (4) 「ドント・ブリーズ 2」(1,500万ドル)

$2,835,000−(2,703館/$1,049)−$24,579,282

RT の評論家の支持率 52 % / Metacritic スコア 48 / 出口調査の CinemaScore B+

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