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Box Office : 6月11日~6月13日の全米映画ボックスオフィスTOP5

公開3週めの「クワイエット・プレイス 2」が、大ヒットするはずだったミュージカル映画「イン・ザ・ハイツ」と、ファミリー向け人気映画の続編「ピーター・ラビット 2」の新作を抑えて、まさかの首位に返り咲き ! !、パンデミック明け初の1億ドル超えを達成 ! !

*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (2) 「ア・クワイエット・プレイス Part 2」(6,100万ドル)

$11,650,000−(3,515館/$3,314)−$108,990,215

RT の評論家の支持率 91 % / Metacritic スコア 71 / 出口調査の CinemaScore A-

もう 2か月以上前の 4月初めに封切られた公開11週めの「ゴジラ VS.コング」の売り上げは約9,912万ドルですから、いずれ1億ドルを突破するかもしれませんが、「ア・クワイエット・プレイス Part 2」は公開3週めにして、約1億899万ドルなので、怪獣王 VS.エイリアンのクリーチャーのモンスター映画対決として眺めれば、後者に軍配となっています…!!、スピンオフの第3作めに続けて、通算第4作めにあたる本流シリーズ第3弾の製作も前進することになりそうですね…!!


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第2位 (初) 「イン・ザ・ハイツ」(5,500万ドル)

$11,405,000−(3,456館/$3,300)−$11,405,000

Trailer : In The Heights


RT の評論家の支持率 96 % / Metacritic スコア 85 / 出口調査の CinemaScore A

ミュージカル映画史上の記録を書きかえる大ヒットを狙い、ワーナー・HBO Max が多額の宣伝費を惜しげもなく投じまくり倒した今夏の勝負映画のひとつのジョン・M. チュウ監督作「イン・ザ・ハイツ」でしたが、2,000万ドルは軽く超えるはずの期待値に対し、実際の封切り成績の売り上げは、ほぼ半分と言えそうな約1,141万ドルの敗北になってしまいました…。


「イン・ザ・ハイツ」の製作費の約5,500万ドルと同等の約5,200万ドルで作られた「マンマ・ミーア」が、2008年夏に約2,775万ドル(2,976館)の封切り成績を稼いだあと、国内で約1億4,413万ドルを売り上げ、世界総額の興行成績が約6億360万ドルにまで達したことで、ミュージカル映画史上最大のヒット作に昇りつめ、ディズニーの「美女と野獣」(2017年)が封切られるまで、王座を維持しましたから、ワーナーとしては、その ABBA のジュークボックス・ミュージカルに近い成功を目論んでいたのかもしれませんが…

トニー賞やグラミー賞を受賞したブロードウェイ・ミュージカルのヒット作とは言え、リン=マニュエル・ミランダ作のミュージカルとしては、「ハミルトン」ほどの知名度は欠いていたことや、ミュージカル映画を好んで観る熟年からお年寄りの高齢層は同時に感染リスクの高い年齢層ですから、映画館に出かけるのは控えられたのかもしれませんし、またワーナー・HBO Max だけに同時配信ですから、若年層の観客を惹きつけるアイドルやスターの起用を欠いたことで、無料の配信で観ればいいや…ということになってしまったのかも…?!、それにしても…、

Movie Clip : 約8分間のオープニング・シーン ! !


この「イン・ザ・ハイツ」が大ヒットすると読んでいたのか?!、パラマウント映画は主演のアンソニー・ラモス(「スター誕生」2018年)を「トランスフォーマー」シリーズの新しいヒーローに起用していますが、どんな結果になるのか?!、ひとまず期待ハズレの出足を踏まえると心配になってしまいますね…。

© HBO Max / Warner Bros. All Rights Reserved.



$10,400,000−(3,346館/$3,108)−$10,400,000

Trailer : Peter Rabbit 2


RT の評論家の支持率 68 % / Metacritic スコア 44 / 出口調査の CinemaScore A-

2018年の春に封切られた前作が、製作費の約5,000万ドルに対して、国内では1億ドルの大台を超える約1億1,523万ドルのヒットになったのを含めて、全世界のトータルで約3億4,702万ドルを稼いだことから当然のように、ウィル・グラック監督が連投し、ローズ・バーン、ドーナル・グリーソン、そして、声優のジェームズ・コーデンらも引き続き、それぞれの役を再演してくれた続編「ピーター・ラビット 2」でしたが…


その成功をおさめた第1作めの封切り成績が約2,501万ドル(3,725館)だったのに対して、残念ながら柳の下に二匹めのウサギはいなかったのか?!、半分よりも少ない約1,040万ドルしか売りあげることができませんでした。 製作費が約4,500万ドルの第2弾は先に公開された諸外国での成績のトータルが今のところ、約5,790万ドルですから、そこに北米の封切り成績を追加した総額は約6,830万ドルとなっています。

© Sony Pictures. All Rights Reserved.



$10,020,000−(3,102館/$3,230)−$43,770,000

B-Roll :「あの悪魔が私に殺らせた」のメイキング・ビデオ ! !


RT の評論家の支持率 60 % / Metacritic スコア 53 / 出口調査の CinemaScore B+

要するに殺人の罪を逃れたいから、悪魔がとり憑いた!!と荒唐無稽の主張をして、メンタルの問題にすり替えようとしたんでしょ…と言われても仕方のない眉唾な現実の事件の捜査に取り組む新境地の物語は…


とどのつまり、悪役が人間になってしまうため、違和感を持たれたのか…?!、先週の初公開から約6割に近い集客減となっています…。

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© HBO Max / Warner Bros. All Rights Reserved.


第5位 (3) 「クルエラ」(1億ドル超)

$6,700,000−(3,307館/$2,026)−$55,959,946

RT の評論家の支持率 72 % / Metacritic スコア 60 / 出口調査の CinemaScore A

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