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Box Office : 6月25日~6月27日の全米映画ボックスオフィスTOP5

「ワイルド・スピード」シリーズ生誕20周年記念の通算第10作め「F9」が、映画館閉鎖のパンデミックのトラウマを吹っ飛ばすような繁盛の封切り成績を叩き出した大入り満員の初登場第1位 ! !

*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「F9」(2億ドル)

$70,000,000−(4,179館/$16,750)−$70,000,000


Featurette : 完成した映画のアクションを観るより面白いかもしれない「F9」は、どのようにして、CG 使用を最小限に抑え、過激な7大カースタントを現実に行って、撮影したのか ? ! を紹介したタネ明かしのビデオ ! !


RT の評論家の支持率 59 % / Metacritic スコア 59 / 出口調査の CinemaScore B+

この週末の封切り興行の観客の約51%、つまり、ほとんど半数が25歳以下の観客だったそうですから、2001年公開の第1作めのオリジナル映画が世に出た当時は幼児や赤ん坊、あるいは産まれていなかった若い世代からの支持が意外にも厚かったことになる「ワイルド・スピード」シリーズが、ついに20周年の節目を迎えた通算第10作めの「F9」が叩き出したオープニング成績の約7,000万ドルは…、


故ポール・ウォーカー最期の出演作の第7作め(2015年)が記録したシリーズ史上最高のオープニング成績の約1億4,716万ドル(4,003館)と比べると、えッ?!、半分以下なのか…!!と、ちょっとビックリしてしまうかもしれませんが、撮影半ばの主演俳優が急死という致命的な事態を乗り越えて、ジェームズ・ワン監督が苦心を重ね、完成にこぎ着けた第7作めは例外だった…と見なせば…、

2013年公開の第6作め以来となるシリーズ復帰を果たしたジャスティン・リン監督は、自身の構想にもとづいて、シリーズを本格アクション映画に生まれ変わらせることにした第4作め(2009年)の封切り成績=約7,095万ドル(3,461館)と全く同等の金額を稼いだことになりますし…、

アメリカの映画館の感染対策の公的制限こそ、ほぼ解除されたものの、大勢の観客が集う映画館に出かけるのは怖い…という人びとの心理的な制限は消えていないことや、カナダの一部の地域では映画館が閉鎖されている事情などのハンディキャップを踏まえると…、

製作・配給のユニバーサル映画が想定した売り上げの6,000万ドルを優に超えたジャスティン・リン監督のお手柄の約7,000万ドルは実際のところとしては、自らが手がけた第5作め(2011年)=約8,620万ドル(3,644館)に匹敵し、第6作めの約9,738万ドル(3,658館)に迫ったとすら称賛してあげてもよい大成功をおさめたと言えそうかもしれませんね…!!、ただし…、


ひたすらド派手のアクションを目指して、映画の規模を拡大してきた「ワイルド・スピード」の第9作めは、2億ドルの製作費を使っていますから、いまの時点においての世界トータルの売り上げの約3億6,329万ドルが大ヒットとは言え、原価を回収できそうなメドはまだ立ってはいないことになりますから…、

この先どれだけ数字を伸ばすことができるのか…?!が気になるわけですが、残念ながら出口調査の観客のリアクションとしては、前作「フェ8」(2017年)のスコアが “ A ”、スピンオフの「ホブス&ショウ」(2019年)のスコアが “ A - ” に対して、「F9」は “ B+ ” と、やや低めですから、観てよかったよ!!というお薦めの好評の口コミが大きく拡がることは期待できないかもしれませんし…、

映画の格付けサイト Rotten Tomatoes での評論家の支持率も約59%と低迷し、こんな映画にお金を払ってはいけないとする腐敗映画に認定されています…。でもまぁ、映画としての完成度や、ドラマのクォリティの高さの感動を「ワイルド・スピード」に求める観客はもう少ないでしょうから、名匠マーティン・スコセッシ監督が言うところのテーマパークのアトラクションのような娯楽体験と割り切って、お楽しみになられてはいかがでしょう…?!

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第2位 (2) 「ア・クワイエット・プレイス Part 2」(6,100万ドル)

$6,200,000−(3,124館/$1,985)−$136,388,366

© Paramount Pictures. All Rights Reserved.

RT の評論家の支持率 91 % / Metacritic スコア 71 / 出口調査の CinemaScore A-

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$4,875,000−(3,361館/$1,450)−$25,873,686

B-Roll : パトリック・ヒューズ監督の撮影の様子を紹介したメイキング・ビデオ ! !


RT の評論家の支持率 25 % / Metacritic スコア 33 / 出口調査の CinemaScore B


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© Lionsgate. All Rights Reserved.



$4,850,000−(3,331館/$1,456)−$28,855,098

© Sony Pictures. All Rights Reserved.

RT の評論家の支持率 68 % / Metacritic スコア 44 / 出口調査の CinemaScore A-



第5位 (5) 「クルエラ」(1億ドル超)

$3,725,000−(2,820館/$1,321)−$71,302,235

RT の評論家の支持率 72 % / Metacritic スコア 60 / 出口調査の CinemaScore A

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