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Box Office : 8月6日~8月8日の全米映画ボックスオフィスTOP5

ジェームズ・ガン監督が高評価を獲得した悪のコミックヒーロー映画「ザ・スーサイド・スクワッド」が初登場第1位に躍り出るも、封切り成績の売り上げが、絶不評の前作より1億ドル以上も少ない期待ハズレどころか、題名どおりの自殺的な特攻に失敗の即死 ! !

*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。

第1位 (初) 「ザ・スーサイド・スクワッド」(1億8,500万ドル)

$26,500,000−(4,002館/$6,622)−$26,500,000


Featurette : 計14名にまで増えた悪役特攻部隊のメンバーを紹介したプロモ・ビデオ ! !


RT の評論家の支持率 92 % / Metacritic スコア 74 / 出口調査の CinemaScore B+

デルタ感染拡大の悪影響や、HBO Max から封切りと同時配信のハイブリッド・リリースの事情を踏まえても、少なくとも最低でも3,000万ドルは稼ぐことができるだろう…と見込んでいた製作・配給のワーナー・ブラザースでしたが、ライバルのディズニー・マーベルから招へいしたジェームズ・ガン監督に仕切り直しのメガホンを託した「ザ・スーサイド・スクワッド」の封切り成績が約2,650万ドルだったことから…、


デヴィッド・エアー監督のオリジナルのエアー・カットを出せ!!と、ファンが抗議している前作にあたる2016年公開の悪のコミックヒーロー映画「スーサイド・スクワッド」の封切り成績=約1億3,368万ドル(4,255館)と比べて…と言うか、1億ドル以上も少ないだけに、もはや比べようもないばかりか…、

マーゴット・ロビーのハーレー・クインが登場した!!という意味において、前作にあたる沈没映画の「BOP : ハーレー・クイン」(2020年)のパッとしない封切り成績=約3,301万ドル(4,236館)にすら届かず、同じようにパンデミックと同時配信の二重苦?!を抱えながらも、約8,037万ドル(4,160館)の封切り成績を叩き出した「ブラック・ウィドウ」には、まったく太刀打ちができない結果になってしまったため、今夏のマーベル VS. DC のバトルは、ディズニー側の圧勝となってしまいました…!!

映画の格付けサイトの Rotten Tomatoes での評論家の支持率が92%!!と高評価のガン監督の「ザ・スーサイド・スクワッド」は、どうして興行が振るわず、沈没してしまったのか…?!、公称の製作費の約1億8,500万ドルを回収するのは恐らく不可能と予想できる大赤字確定?!の失敗になってしまった要因としては、例えば、極東アジアの日本で開催されたトーキョー五輪のクライマックスの閉幕とかぶるタイミングでの封切りだった…

…なども言えそうですが、やはり、前述の第1作め「スーサイド・スクワッド」の出来が今ひとつ…だったのに続けて、ハーレー・クイン復活の期待が込められていた「BOP」にも裏切られたコミックヒーロー映画のファンが、二度あることは三度ある…もう騙されませんよ…とばかりに、マーゴット・ロビーのハーレー・クインと悪役特攻部隊を敬遠してしまったらしいことや…、

単純に言えば、サメ男にネズミ女、手足切り離し可能マン、水玉男といった冗談めいた新キャラクターたちが加わった悪役特攻部隊が巨大ヒトデの怪獣と戦う!!という荒唐無稽の映画は観ようによっては、小学生の悪ふざけめいた幼稚な感があるにもかかわらず、小学生の鑑賞は要注意の家族では楽しめない大人向けの R 指定映画なの?!という矛盾?!も、冷静な大人の観客からすれば、言わば創り手側のひとりよがり?!を連想させるミスマッチとして、映画館に足を運ぼう…という動機を挫いてしまったかもしれません…?!

なお、評論家は高評価でも、一般の観客の評価の出口調査のスコアとしては、つまらない…と言われた前作の「スーサイド・スクワッド」と「BOP : ハーレー・クイン」と同じ “ B+ ” の辛うじて及第点のガン監督の「ザ・スーサイド・スクワッド」の国外での売り上げは約4,570万ドルですから、そこに北米の金額を足した世界総額の封切り成績は約7,220万ドルとなっています。HBO Max での配信は、サブスク会員は無料ですから、「ブラック・ウィドウ」や「ジャングル・クルーズ」のような配信の封切り成績はありません…。


マーゴット・ロビーと組んで、ハーレー・クインの主演作を…!!と、言わばスピンオフ映画の希望を口にしているガン監督ですが、ハーレー・クインのブランドはもう壊れてしまい、集客力は失われたかもしれないだけに、果たして、さらにハーレー・クインの映画が作られるのかどうか…?!は微妙ですが、むしろ、Amazon 配信シリーズ「ザ・ボーイズ」の大ヒットにより、オタク人気の高まりでは、マーゴット・ロビーを超えているかもしれない福原かれんさんのカタナを再登場させてみるべきだったかも…?!

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第2位 (1) 「ジャングル・クルーズ」(2億ドル)

$15,693,000−(4,310館/$3,641)−$65,317,454

原作にあたるディズニーランドの同名アトラクションのナビゲーターをつとめるエミリーとザ・ロックの迷コンビが、共演者のジャック・ホワイトホールの指示に従って、おバカさんの恥ずかしいことばかり言わされる爆笑のスキッパーぶりをお楽しみください ! !


RT の評論家の支持率 63 % / Metacritic スコア 49 / 出口調査の CinemaScore A-


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第3位 (2) 「オールド」(1,800万ドル)

$4,140,000−(3,138館/$1,319)−$38,523,145

RT の評論家の支持率 52 % / Metacritic スコア 53 / 出口調査の CinemaScore C+

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第4位 (4) 「ブラック・ウィドウ」(2億ドル)

$4,007,000−(3,100館/$1,293)−$174,358,784

RT の評論家の支持率 80 % / Metacritic スコア 68 / 出口調査の CinemaScore A-

当初の予定にはなかった Disney+ からの有料の配信が封切りと同時に並行してスタートしたことにより、映画館の客足を鈍らせてしまったため、興行成績にもとづいて得られるはずの歩合の報酬が減ってしまった損失の責任をとれ!!と、スカーレット・ジョハンソンがディズニーを訴えた「ブラック・ウィドウ」訴訟が様々に物議をかもしているスピンオフ映画の…


この週末の売り上げはもう、わずか約401万ドルですから、興行の寿命が限界に近づいてるだけに、最終的な国内での売り上げは、あと少しだけ稼いで、約1億8,000万ドル少々だとすると、「アントマン」の第1作め(2015年)=約1億8,020万ドルや、「ソー」の第1作め(2011年)=約1億8,103万ドルと同等のヒットか…


…という結果になります。しかし、そこに Disney+ の売り上げを追加すると、2億ドルを突破するのは確実ですから、実際のところは「アントマン」の第2作め(2018年)=約2億1,665万ドルや、「ドクター・ストレンジ」(2016年)=約2億3,264万ドルと同等の大ヒットだ!!と理解をしても、差し支えないのではないでしょうか…!!となれば…、


現在のパンデミック禍の事情を含めて考えると「ブラック・ウィドウ」はミラクルの大健闘だ!!と讃えることができそうだけに、果たして、スカーレット・ジョハンソンが訴えたように、本当に興行成績は配信のせいで伸び悩んでしまったのか…?!と、あらためて疑問を抱かれても仕方がありませんが、ただし、マーベルの戦うヒロインが単独で主演した前例となる「キャプテン・マーベル」(2019年)は、「アントマン 2」の2倍に近い約4億2,683万ドルを国内だけで稼いでいますから…、


ナターシャの気持ちを汲むと、同世代の女優として、ライバルに位置づけられても、おかしくないブリー・ラーソンがいきなり、マーベル初登場の1本めで、巨額を荒稼ぎしたのに、約10年間もマーベルに尽くし、現在のシネマティック・ユニバースの人気を築きあげたアベンジャーズの私の最初で最後の主演作の観客の数が、「キャプテン・マーベル」の半分よりも少ないなんて、そんなわけないだろ…ッ!!と文句を言いたくなるのもわかる…と同情できそうかもしれません…。


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第5位 (5) 「スティルウォーター」(2,000万ドル)

$2,860,000−(2,611館/$1,095)−$10,000,070

アマンダ・ノックスさんの冤罪事件からインスパイアされた…と、同事件を下敷きにしたことを製作者らが公けの場で半ば認めながらも、アマンダさんの承諾を事前に得ず、映画化権料を払ってないばかりか、彼女の名前を無断で宣伝にまで利用した…とされる問題を報じたニュース ! !


RT の評論家の支持率 75 % / Metacritic スコア 60 / 出口調査の CinemaScore B-

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