Box Office : 10月29日~10月31日の全米映画ボックスオフィスTOP5
ハロウィンだと言うのに、人気の ATJ 主演のエドガー・ライト監督の「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」と、ギレルモ・デル・トロ監督が仕掛けた「アントラーズ」の両ホラー映画が、東宝のアニメ「ヒロアカ」に負けて即死の一方、「デューン」が2週連続第1位 ! !
*各数字は週末成績-(公開館数/平均売上げ)-トータル成績。題名の後の()は概算の製作費です。
映画の鑑賞価値を推し測る参考の RT/MC の数値は、初めてランクインした時点での値です。
第1位 (1) 「デューン」(1億6,500万ドル)
$15,530,000−(4,125館/$3,765)−$69,401,232
ハロウィンのタイミングを狙って、封切られたホラー映画の「アントラーズ」と「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」のどちらもコケてしまったことから、もはやハロウィンのイベントとして、仲間と集い、映画館に出かけて、ホラー映画を楽しもう…!!というのは流行らない時代遅れなのかもしれませんが…、
そのおかげもあって、2週連続第1位の「デューン」の興行成績の総額は約6,940万ドルですから、やはり、ブロックバスター映画の規模に匹敵する連覇とは言い難い感じですが、しかし、後編の「Part 2」の製作が晴れて、正式に発表され、物語はさらに続く…というのが確定しましたから、だったら、前編の「Part 1」を映画館で観ておこう…!!と、これから足を運んでくれる観客が増えるかもしれませんね…!!
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第2位 (2) 「ハロウィン・キルズ」(2,000万ドル)
$8,500,000−(3,616館/$2,351)−$85,633,610
© Universal Pictures / Blumhouse Productions. All Rights Reserved.
ハッピー #ハロウィン🎃フロム・マイケル・マイヤーズ🎉
— Important things💜 (@Importanthing3) October 31, 2021
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第3位 (3) 「007 : ノー・タイム・トゥ・ダイ」(3億100万ドル)
$7,818,525−(3,507館/$2,229)−$133,329,260
ダニエル・クレイグ主演の「007」の最終章「ノー・タイム・トゥ・ダイ」は、3億ドル超えにまで膨らんでしまった…と言われる巨額製作費の投資を回収するには、全世界の興行成績の総額が最低でも、8億ドルを超えなければならない…と推定されていますが、現時点でようやくの6億ドル突破となっています…。
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第4位 (初) 「マイ・ヒーロー・アカデミア : ワールド・ヒーロー’ズ・ミッション」(???ドル)
$6,400,000−(1,581館/$4,048)−$6,400,000
Trailer - My Hero Academia: World Heroes' Mission
© Funimation / Toho. All Rights Reserved.
第5位 (4) 「ヴェノム: レット・ゼア・ビー・カーネイジ」(1億1,000万ドル)
$5,750,000−(3,278館/$1,754)−$190,441,558
© Sony Pictures / Marvel Studios. All Rights Reserved.
公開5週めだけにもう、やや息切れ…の「ヴェノム 2」ですが、国内の興行成績の総額が約1億9,044万ドルにまで達し、「ブラック・ウィドウ」の約1億8,365万ドルを超えたことから、今年2021年の年間ランキングでは今のところ第1位の「シャンチー」=約2億2,276万ドルに次いで、第2位に浮上しました!!、エディとヴェノムの迷コンビが、シャンチーとケイティの迷コンビを超えて、トップに君臨するか?!は微妙ですが、超大台の2億ドル突破は、ほぼ確実視してもよいのでは…?!
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第6位 (初) 「アントラーズ」(???ドル)
$4,160,000−(2,800館/$1,486)−$4,160,000
「アントラーズ」の恐ろしい特殊メイクを紹介したプロモ・ビデオ ! !
ホラー映画のファンから絶大的な支持を集めているギレルモ・デル・トロ監督が仕掛け人のプロデューサーをつとめて、「クレイジー・ハート」(2009年)のスコット・クーパー監督にメガホンを託した「アントラーズ」は期待に反して、凡作の評価しか得られず、出口調査の観客が与えたスコアも…
“ C+ ” のガッカリとなっています…。配給のディズニー・サーチライトが発表した封切り成績の見積もりは、ひとつ下の「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」とまったく同じ金額の約416万ドルですが、「アントラーズ」の方がスクリーンの数が少ない…つまり、1館あたりの売り上げでは、エドガー・ライト監督の作品を上まわっているため、上位の第6位としています。
© Disney / Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
第7位 (初) 「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」(???ドル)
$4,160,000−(3,016館/$1,379)−$4,160,000
Featurette : エドガー・ライト監督が、60年代から70年代にかけてのサイコ・ホラー映画にトリビュートして、ノスタルジックに描きながらも、ジャンルを発展させる新境地の温故知新に挑んだ意気込みを語ってくれているプロモ・ビデオ ! !
カーアクションを売りにした前作「ベイビー・ドライバー」(2017年)の北米での売り上げが1億ドル突破の大ヒットになったことから、エドガー・ライト監督の認知度が従来の映画通の玄人のファンの間のみならず、一般の観客にまで拡がったのでは…といった実績や、Netflix 配信の「ザ・クイーンズ・ギャンビット」(2020年)がブームを巻き起こすカリスマ的な人気を博したアニヤ・テイラー=ジョイが主演に加えて…
3,016館の全米拡大公開の規模からしても、少なくとも1,000万ドル近くは稼ぐだろう…と期待が寄せられた「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」でしたが、映画の出来栄えの好評価に反比例するかのように残念ながら、まったく空振りの不発の結果になってしまいました…。
「ベイビー・ドライバー」の封切り成績の約2,055万ドル(3,226館)はもとより、やはり、大きな期待に反して、大敗した沈没映画「スコット・ピルグリム VS.ザ・ワールド」(2010年)の同成績=約1,061万ドル(2,818館)や、公開規模が約1,551館と控えめだった「ザ・ワール'ズ・エンド」(2013年)の同成績=約881万ドルと比べても悲惨の「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」の結果の416万ドルからすると、映画館の封切りを見送って、配信にしたほうがよかったかもしれません…。
ATJ が呪いを唱えるかのようにアンニュイに美しく歌ってくれたペトゥラ・クラークの1964年の大ヒット曲「恋のダウンタウン」をお楽しみください ! !
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